
就活塾から何度も勧誘を受けています
このレベルだと「気持ち悪い」と感じています…
「就活塾は気持ち悪い」と感じる感覚は、正直、分かります。
・就職難の学生をカモにする悪徳商法
・何度も勧誘の連絡が来てしつこい
・保護者目線だと、子供が洗脳されているようで怖い…
といった疑問や悩みをお持ちの方は多いです。
そこで、「就活塾は気持ち悪い」と言われる理由、怪しいと感じた時のチェック項目を解説します。

悪徳で詐欺的な勧誘を行う就活塾もありました…
気持ち悪さを感じた直感は、あながち間違っていないことが多いです
目次
就活塾が「気持ち悪い」と感じる3つの理由
就活塾の気持ち悪さは、下記3つの大きな理由があります。

何度も色々な方法で勧誘があるので、気持ち悪さを感じています…
他の人は、どんな理由から感じている?
就活塾への気持ち悪さは、主に勧誘のしつこさ・洗脳的要素・高額ビジネスといった点が多かったです。
・しつこい勧誘と強引な営業があるから
・洗脳的な指導要素が強いから
・学生の弱みに漬け込んだ高額ビジネスだから
それぞれを詳しく解説します。
① しつこい勧誘と強引な営業があるから
就活塾への「気持ち悪い」という感情の多くは、強引な勧誘や不誠実な営業手法が原因です。
そもそも本来、就職活動は学生自身が納得して進めるべきものですが、一部の就活塾の勧誘は「押し売り」に他なりません。
例えば、下記のような具体例があります。
強引な営業の例
・契約するまで帰してもらえない
・「今日限り」の割引で強引に契約を迫る
・親や第三者への口止めを要求する
・アンケートに電話番号を記載させる
など
就活塾が誕生し出した2010年ごろは、就職説明会へ行く途中でアンケートを記載させ、電話番号を入手する、といった手法が流行っていました。
実際に、「被害」にあった人も多いです。
今出川駅真上にて怪しげな就活塾の勧誘につかまった。はよ解放してほしいのにしつこいのなんの。勧誘の人テンションが宗教のそれとおなじだったので、まちがっても変に会話にのったり公式ライン追加しろといわれても拒絶してください。 pic.twitter.com/TZscW8Wlhp
— UMR@社労士勉強中 (@Kohei98146397) March 12, 2025
「今出川駅」は、同志社大学今出川キャンパスの最寄駅です。
有名私立大学の学生向けにも、就職活動の不安を煽った就活塾の勧誘が行われています。
まっちゃーの人に就活塾の勧誘受けた
— な@27卒 (@27_magurosuki) August 13, 2025
学生と社会人を繋ぐ「マッチャー」でも、就活塾の勧誘が行われています。
色々な所で、就活に悩む学生との接点を作り、言葉巧みに無料セミナーを通じて就活塾への勧誘があります。
学生の不安と焦りにつけ込み、倫理観に欠ける手法で契約を迫る塾が存在するため、「就活塾」というカテゴリー全体に対して不信感や嫌悪感が生まれてしまっています。
② 洗脳的な指導要素が強いから
「気持ち悪い」という感覚は、「洗脳的」な要素が強いことも理由です。
学生の精神状態を敢えて不安定にさせ、塾への依存度を高める手法が使われることがあります。

社会人経験がなく染まりやすい学生の心に、寄り添うかのように洗脳する就活塾も存在します
例えば、過度な自己否定を迫る就活塾があります
・今の君では内定は難しい
・選考に落ち続けるのは、価値観が間違っている
・今、判断できなければ、一生できない
という、人格否定をされます。
学生の心を打ち砕き、「もう就活塾に頼るしかない…」と錯覚させる方法です。
その他にも、下記のような手法が確認されました。
就活塾の洗脳手法
・塾内ルールの徹底
・親や友人を排除する
・高圧的な指導や人格否定
・ネズミ講まがいの塾勧誘の手伝い
・「成長のため」という名の無償労働
・指導者が「絶対的な正解」となる雰囲気
など
学生の自主性や倫理観を徹底的に否定し続け、就活塾に高額なお金を払うしか選択肢がないように思わせるのです。
こうした洗脳的要素を外部から俯瞰してみた時、強烈な嫌悪感を覚えますよね。
③ 学生の弱みに漬け込んだ高額ビジネスだから
就活塾は金銭的な嫌悪感も強いです。
その費用が学生の「将来への不安」という弱みにつけ込まれていると感じるからです。
まともな教育サービスとは言い難い、倫理観に欠けたビジネスモデルが透けて見えます。

数十万円する就活塾の対価は、就活の不安を解消すること、なんですよね…
「無料相談」という名で時間を作り、学生の不安を煽り、高額プランを売りつける塾もあります。
他にも、下記のようなシチュエーションがあります。
曖昧な高額ビジネスの具体例
・具体的なサポート内容が見えにくい
・内定保証は厳しい条件付き
・学生ローンや借金の推奨
など
数十万円の費用に「妥当性はあるのか?」を外部から判断するのが難しいです。
学生にとって最もデリケートな感情を商材とし、その弱みにつけ込んで不透明な高額請求を行う行為が、「就活塾は気持ち悪い」という強い不信感を生み出している最大の要因です。
ここまで、就活塾が「気持ち悪い」と感じる3つの理由を解説しました。
・しつこい勧誘と強引な営業があるから
・洗脳的な指導要素が強いから
・学生の弱みに漬け込んだ高額ビジネスだから
【保護者向け】洗脳されている?と感じた時の対処法
子供が「就活塾に洗脳されているかも?」と感じた時の対処法を解説します。
無知な学生を言葉巧みに誘導し、入塾を迫る悪徳就活塾は存在します。

就活塾の費用は保護者が負担することが多いですが、相談無しに勝手に入塾する学生さんもいます
お子様の小さな変化を察知し、防波堤になる役割が求められます
気持ち悪い就活塾への対処法
・親への口止めが最大の危険サイン
・契約前に確認すべきチェックポイント
・外部の力を使った解約交渉
それぞれを詳しく解説します。
① 親への口止めが最大の危険サイン
就活塾の費用は多くの場合、保護者の方が負担されます。
にも関わらず、両親に相談せず高額な契約を勝手に進めてしまう場合も増えています。
もしお子様が就活塾に入塾した、あるいは契約を検討している段階で「気持ち悪い」と感じる異変に気づいたら、それはお子様が洗脳的な指導や強引な勧誘に晒されている危険なサインかもしれません。

悪質な就活塾は、親や大学関係者、友人への「口止め」を強要している可能性があります
子供さんの些細な変化を感じ取らなければいけません
例えば、下記のような発言があれば要注意です。
要注意の言動や行動
・費用はアルバイトで払う
・親に迷惑をかけたくない
・「言っても分からない」と隠す
・親の価値観や意見を全否定する
・「昔と今は違うから」と発言する
・突然起こり出したり泣き出したりする
など
就活塾目線で考えれば、両親に相談されて申し込みを避ける動きをされたくないので、「親への口止め」を最優先します。
お子様の些細な変化や異変を感じ取れるように、日頃からのコミュニケーションが大切です。
② 契約前に確認すべきチェックポイント
続いて、お子様から就活塾の入塾を打診されたり、契約書を見せられたりした場合、冷静に判断しなければいけません。
感情的に全否定はNGです。

両親に言っても否定されるだけだから、自分から言うのを躊躇ってしまいます…
お子様から声を挙げられたということは、「相当、就活に苦しんでいる」ということです。
否定するのではなく、寄り添って一緒に考える必要があります。
特に強引な勧誘を行う塾は、契約に関する情報を曖昧にしたり、不利な条項を隠したりする傾向があります。
以下の具体的なチェックポイントを参考に、契約内容を徹底的に精査してください。
確認すべきチェックポイント
・総額料金
・追加費用の有無
・返金や解約規定
・指導内容の詳細
・講師の具体的な経歴
・過去の内定実績
・運営元会社の信頼性
また、可能であれば、保護者も一緒に参加可能な無料カウンセリングができる就活塾を探しましょう。
お子様と一緒に就活塾からの説明を受ければ、より理解が深まり悪質な就活塾に引っ掛かるリスクを減らせます。
少しでも「怪しい」と感じた場合、契約を急いではいけません。
③ 外部の力を使った解約交渉
お子様がすでに契約してしまった場合、保護者自身で交渉しようとせず、公的機関や専門家といった「外部の力」をすぐに頼ることが効果的です。
外部の相談先
・消費者生活センター
・大学のキャリアセンター
・学生支援課
・弁護士などの専門家
悪質な就活塾にハマってしまった場合は、契約から8日以内に解約することでクーリング・オフが適用できます。
クーリング・オフは、最寄りの消費者センターに相談することが1番の近道です。
就活塾を辞めたい時の対処法や、途中解約が難しい場合の解決策は、下記の記事で詳しく解説しました。

悪質な就活塾の場合、感情的にならないように交渉しなければいけません
お子様を怒ったり、就活塾に逆ギレしたりするような行為は御法度です
【学生向け】違和感を見極める9個の質問
学生向けに「違和感を感じた就活塾を見極める15個の質問」を紹介します。

相談していた担当者がちょっと怪しいなと感じています…
何を根拠に見分ければ良いですか?
学生目線で、悪質な就活塾を見極めるおすすめの質問を紹介します。
気持ち悪い就活塾を見極める9個の質問
【料金・契約について】
① 提示された総額料金以外に発生する費用はありますか?
② 家族と相談したいので、〇日まで待ってもらえますか?
③ 解約・返金規定を書面で貰えますか?
【講師・実績について】
④ 志望業界に強い講師の具体的な経歴は?
⑤ これまでの内定&入社実績は?
⑥ 運営元の会社概要が確認できるサイトは?
【指導内容について】
⑦ 個別の不安に対して専用の指導計画を作成してもらえますか?
⑧ 講師への直接相談の回数は?時間制限は?
⑨ もし指導方法が合わないと感じた時、講師変更は可能?
それぞれを詳しく解説します。
料金や契約の透明性を確認
高額な料金を払う価値があるのか?
を判断しなければいけません。
料金や契約に関する質問の具体例
① 提示された総額料金以外に発生する費用はありますか?
② 家族と相談したいので、〇日まで待ってもらえますか?
③ 解約・返金規定を書面で貰えますか?
それぞれの質問の意図を説明しますね。
上記の質問は、追加費用で教材費や別料金が発生しないか?を確認します。
悪質な就活塾は、最初の料金提示は低いが、後出し請求で費用を膨らませる可能性があるからです。
「押し売り」や「強引な契約を迫る姿勢がないか」を確認します。
この質問で、すんなり首を縦に振らない担当者は、かなり怪しいです。
ポイントは、こちらから日時を指定することです。
「待ってもらえますか?」と言うと、「じゃあ、いつまで検討しますか?」と急かされるような言い返しが想定されるからです。
解約や、返金規定は、必ず書面で確認しましょう。
口頭説明のみだと、後々トラブルが発生した際に、言った言わないの水掛け論になるからです。
就活塾側から書面を提出してもらい、エビデンスを残すことが大切です。
また返金規定の「条件」は、詳細を確認しなければいけません。
・授業への遅刻や欠席がゼロ
・最低◯社以上の応募
・担当者と毎週面談する
・全てのカリキュラムを実施しても内定が貰えなかった場合に限り、返金可能
上記のような「返金保証の条件」があります。
就活塾側は、できる限り返金は避けるような仕組みになっていますので、入塾前に確認しなければいけません。
講師と内定者実績の信頼性を確認
続いて、講師や就活塾の実績を確認しなければいけません。
講師や実績に関する質問の具体例
④ 志望業界に強い講師の具体的な経歴は?
⑤ これまでの内定&入社実績は?
⑥ 運営元の会社概要が確認できるサイトは?
それぞれの質問の意図を説明します。
講師の具体的な経歴が公式サイトに記載されていない就活塾も多いです。
指導者の質や専門性を確認するために、講師の経歴は必ず確認しておきましょう。
怪しい経歴や抽象的で分かりづらい表現をしている場合は、要注意です。

Xで情報発信している講師だと、より内容を精査しやすいです
あなたが志望する業界・企業に対しての専門性がどのくらいあるのか?も確認しましょう
就活サポートの経験だけではなく、該当企業への面接が対策できるような人でなければ意味がありません。
就活塾を検討する際、内定実績は真っ先に確認しなければいけません。
例えば、総合商社への就職を希望する場合、同じく総合商社への内定実績がどのくらいの割合か?を確認します。
内定実績はあっても割合が少なければ、たまたま優秀だった人がいただけ、という可能性も考えられます。
1年間の内定実績に対して、自身の希望する企業群・業界がどの程度いるか?も重要なポイントです。
講師の経歴以外に、運営元会社の信頼性を確認します。
・会社名
・会社住所
・代表者氏名
・設立年度
上記のような、会社概要を確認できるWebサイトを提示してもらいます。
悪質な就活塾の場合、そもそものWebサイトがない場合があります。
他にも、会社住所をGoogle mapで調べても出てこなかったり、代表者の顔写真が掲載されてなかったりします。
指導内容や柔軟性を事前に確認
続いて、指導内容や柔軟性に関する具体的な質問です。
ここでは、カリキュラムの解像度をできる限り上げて、入塾後のギャップを減らすために質問します。
指導内容や柔軟性の質問の具体例
⑦ 個別の不安に対して専用の指導計画を作成してもらえますか?
⑧ 講師への直接相談の回数は?時間制限は?
⑨ もし指導方法が合わないと感じた時、講師変更は可能?
それぞれの質問の意図を説明します。
悪質な就活塾の場合、工数削減のため、誰にでも当てはまる質の低い指導計画を出している場合があります。
就活塾を利用する最大のメリットは、「個別の不安に最大限対応してくれる点」です。
例えば、「学歴コンプレックスに悩んでいて、絶対に大手企業に就職したい」という強い想いがある場合です。
指導要領の柔軟性も確認し、個別に面接の対策をしてもらえるのか?などを確認しましょう。

満足できない回答だった場合は、辞めておいた方が良さそうですね
高額な費用に見合った十分なサポートがあるかを確認します。
さらに具体的な項目も紹介します。
・最大相談回数
・時間制限
・ES添削の回数
・面接対策の回数
・チャットサポートの有無
・面談以外のサポートの有無
など
就活塾にサポートしてもらえる範囲を事前に確認しておきましょう。
講師との相性が合わない可能性も考えられます。
講師がどのくらいいるのか?担当変更は可能なのか?を事前に把握しておかなければいけません。

たくさん質問しても大丈夫なんですかね…?
就活塾は、最低20万円以上と高額です。
一生に一度しかない新卒カードを決める塾なので、たくさん質問して問題ありません。
質問への回答を渋ったり、抽象的な回答で逃げようとする就活塾は、むしろ避けておくべき対象といえます。
ここまで、就活塾に違和感を感じた時の9個のおすすめ質問を解説しました。
気持ち悪い就活塾を見極める9個の質問
【料金・契約について】
① 提示された総額料金以外に発生する費用はありますか?
② 家族と相談したいので、〇日まで待ってもらえますか?
③ 解約・返金規定を書面で貰えますか?
【講師・実績について】
④ 志望業界に強い講師の具体的な経歴は?
⑤ これまでの内定&入社実績は?
⑥ 運営元の会社概要が確認できるサイトは?
【指導内容について】
⑦ 個別の不安に対して専用の指導計画を作成してもらえますか?
⑧ 講師への直接相談の回数は?時間制限は?
⑨ もし指導方法が合わないと感じた時、講師変更は可能?
悪徳・詐欺的な就活塾の手法とは?
あなたが就活塾に対して「気持ち悪い」と感じる違和感は、悪徳業者の詐欺的な手法や心理的な罠に気づいているサインです。
健全な就活塾は学生の自立を促しますが、悪質な就活塾は学生の不安を利用します。
悪徳な手法は多岐にわたりますが、大きく分けて以下3つのパターンがあります。
悪徳・詐欺的な就活塾が使う手法
① 押し売りによる契約の強要
② 指導を装った洗脳
③ 高額費用を「安い」と信じ込ませる

詐欺的な手法を使う就活塾の多くは、口コミ・評判が悪いです
一生を無駄にしないためにも、就活塾の選定には時間を掛けるべきです
まとめ: 気持ち悪いと感じた違和感は概ね正しい
さて、いかがでしたでしょうか。
ここまで、就活塾が「気持ち悪い」と感じる理由や、違和感を感じた時の対処法を解説しました。
一部の悪質で低レベルの就活塾は、詐欺的な手法を使い就活生を騙すため、世間で「就活塾=気持ち悪い」というレッテルが貼られています。
大手就活塾では、悪質な営業手法ではなくクリーンに就活生のためを想った運営スタイルが確認されています。
それでは最後に、本記事の内容をまとめます。
・気持ちと悪いと感じた違和感は概ね正しい
・しつこい勧誘, 洗脳的な指導, 高額ビジネスである点から気持ち悪いと言われる
・違和感を感じたら口コミ調査と担当者への質問を徹底するべき
・保護者の方は、お子様の些細な変化を見落とさないように
・一部の悪徳な就活塾以外は、クリーンに運営されている