
就活塾に行くべきか悩んでいます…
意味がないと言われる理由は?
就活塾に本当に行くべきか?を正確に判断するのは難しいです。
・就活塾に本当に行くべきなのか?
・就活塾が意味ないと言われる理由は?
・就活の塾は「情弱ビジネス」と言われました…
といった疑問や悩みをお持ちのことでしょう。
そこで、就活塾に行くかの6つの判断基準、就活塾が意味ないと言われる理由、世間一般にはあまり語られない就活塾の必要性(メリット)を解説します。

就活塾に行くべきか?と考えている人の判断基準を作りました
「意味ない」「必要ない」と言われる本当の背景も踏み込んで解説しています
目次
就活塾に行くべきか?の判断基準
就活塾に行くべきか?の判断基準は、人によって様々です。
学歴、背景、就活への不安、志望業界や企業によって、就活の難易度が変わってくるからです。

結論、就活生の大半は自力で内定を獲得しています
就活塾を利用しているのは一部ですが、それでも毎年数万人規模の学生が就活塾を利用していると推計できます
それでは、具体的な判断基準を考えられうる項目で解説します。
まず「費用対効果を合理的に測る基準」と「感情的な心理的基準」の2つに分類します。

論理と感情の2つに分解する感じですね
それぞれどんな項目がありますか?
費用対効果を合理的に測る基準
① ESや面接の通過率が3割以下
② 志望企業が大手や外資の難関企業
③ 留学, 研究, 部活で就活が短期決戦
感情的な心理的基準
④ 就活への不安が強い
⑤ 就活で孤独感を感じている
⑥ 両親から就活塾の入塾を強く希望されている
目安は、上記で紹介した6項目の内、3つ以上当てはまるのであれば、就活塾を考え始める良い時期です。
逆に、当てはまらないのであれば、自力で就職活動を進めましょう。
例えば、ESや面接が全く通らず、部活も体育会に所属しており、就活への不安が強い人であれば、手段の一つとして就活塾が視野に入ります。

他にも、
・低学歴から倍率の激しい大手企業や外資系企業を志望している
・就活に強い不安を抱えていて大学のキャリアセンターでは物足りない
などの人が当てはまります
就活塾は意味ないと言われる理由は?
就活塾は本当に行くべきか?と悩んでいる人の中には、「就活塾は意味ないって言われている」や「就活塾に否定的な意見も多いよね?」という感じている人も多いでしょう。
具体的に「就活塾は意味ない」と言われる理由を解説します。
・お金を掛けなくても内定獲得ができるから
・一般的な就活対策のみの塾があるから
・講師の質が低い就活塾があるから
・見せ方しか変わらず中身は変わらないから
・就活生の不安を煽っているだけだから
それぞれを詳しく解説します。
① お金を掛けなくても内定獲得ができるから
就職活動は「就活塾」にお金を掛けなくても、内定が取れます。
むしろ、就活塾に通っていない就活生が98%以上です。
大半の就活生は、就活塾が必要ないです。

就活塾にお金をかけなくても、約98%以上の人が無事内定を獲得しています
また、就職活動は、何かとお金が必要なものです。
顔写真、面接への交通費、宿泊費用、スーツ代、鞄、などなど。
自由に使えるお金が少ない大学生だと「就活塾」にわざわざ数十万円の大金を払う余裕はないですよね。
最近の就活塾の平均相場は「30万円〜60万円」で高額です。
そうした観点から「わざわざ就活塾に大金を払ってまで入塾する必要はない」という理由が、就活塾を使わずに就活を終えた社会人の先輩方から主張されます。

高学歴でハイスペックな人は、就活塾を利用せずとも自力で内定を獲得できますけど、私はそうじゃない気がしてて、、、
② 一般的な就活対策のみの塾があるから
就活塾は、2010年代から運営が開始されているのが中心です。
2008年のリーマンショックの影響を受け、就活が難しくなり、就活生を支援する就活塾が誕生しました。
つまり、就活塾という業界(業界と呼ぶのかも微妙)は、最近できたばかりということです。
なので、就活塾のカリキュラム内容や対応の質もバラバラです。
数千円の書籍やYouTubeにあるような一般的な内容しか行わずに、数十万円の料金を取る就活塾も存在します。
就活塾の本当の強みは、一般化された就活情報を個人に最適化してサポートをすることです。
「個人に最適化したサポート」が存在しないような就活塾があるので、就活塾は意味がないと言われがちです。

世の中に転がっている情報しか教えてくれないなら、就活塾に行く必要はないですよね…
③ 講師の質が低い就活塾があるから
就活塾が意味ないと言われる理由に「講師の質が低い就活塾がある」もよく言われます。
せっかく大金を払って入塾したのに、「講師が実は就活を全く経験したことのないど素人だった」というパターンもよく聞きます。
就活塾の講師は、国家資格がなく、言ってしまえば誰でも就活塾を開き講師になれます。
実際に、Xにも口コミがありました。
就活アカウントなんてあんだ、面白いな
— nikq (@nikq) July 8, 2023
大学の時の後輩も就活塾の講師やってたな
一社も就職したことなかったのに
就活塾の講師や代表社長の経歴・職歴は、事前に細かく確認しなければいけません。
④ 見せ方しか変わらず中身は変わらないから
「就活塾は見せ方しか変えることができず、本人の本質的な中身は変わらないから意味がない」という理由があります。
就活塾で教えてもらえる内容は、就活に対する基本的な考え方や市場の状況、就活独特のマナーやルール、個人に合わせた就活サポートです。
就活塾運営側は、受講生が100%満足する内定数や企業からの内定がゴールですが、小手先のテクニックを教えることで、ある程度内定が取れてしまうのも事実です。
本当に評判の良い就活塾であれば、就活に本気で向き合い人生キャリアを考え、構築するプロセスまで行います。
しかし、多くの就活塾は一般的な就活に対する内容や、小手先のテクニック(ES添削や面接対策)などで終了してしまいます。
面接官に対する見せ方だけ変わっても、本人の中身が変わらなければ大金を投資する価値があるとは言えません。
「内定を獲得するだけの就活塾は意味がない」と言われるのも事実です。

小手先のテクニックだけで内定獲得させる就活塾も存在します
⑤ 就活生の不安を煽っているだけだから
「就活塾は、就活生の不安や弱みにつけ込んで、就活生を食い物にしているだけ」という理由があります。
就活塾は就活生を対象にビジネスを行っていますので、当然ですが売上・利益を求めています。
入塾してもらうために、極度に就活生の不安を煽ったり、内定が取れないことを執拗に伝えたりすることもしばしばあります。
不安を煽ることで就活塾に入塾する受講生が増えるからです。
なんか就活界隈って
— 神谷潤@CareerCamp主宰 (@JUN_KAMIYA_1985) March 29, 2021
怪しい情報商材屋とか、怪しい就活塾とかメチャ多いと思うんです
理由はシンプルで
就活生が毎年総入れ替えの素人だから
何も知らない不安がってる素人を、さもプロです!って顔して煽りに行ったら、そりゃ騙せるよねって話
そう言う人が多いってことだよね
ホント悲しい
就活生は右も左も知らないど素人ばかりなので、就活塾の講師やアドバイザーが不安を煽れば、真に受けてしまう人もいますよね…
以上ここまで、就活塾が意味ないと言われる5つの理由を解説してきました。
・お金を掛けなくても内定獲得ができるから
・一般的な就活対策のみの塾があるから
・講師の質が低い就活塾があるから
・見せ方しか変わらず中身は変わらないから
・就活生の不安を煽っているだけだから
就活塾の必要性・メリットは?
続いて、就活塾の必要性や、実はあまり知られていないメリットを解説します。
就活塾に行くべきかどうかは、何を就活塾は助けてくれるのか?をよく理解することで、判断基準を持つことができます。
・エントリーシート(ES)や面接で大失敗しない
・就活鬱を避けられる
・講師により深い本音を聞ける
・就職後を見越してキャリア形成ができる
それぞれを詳しく解説します。
① エントリーシート(ES)や面接で大失敗しない
就職活動の大きな問題として、エントリーシート(ES)と面接があります。
・エントリーシートで50社以上落ちた…
・連続10社の面接に落ちた
・そもそも、正しいESの書き方は?
という悩みを持っている就活生も多いはずです。
あなたの能力的問題ではなく、選考を突破するための「正しいノウハウ」を持ってないことが原因です。

ESと面接さえ上手くいけば、無事就活が終わるのですが…
エントリーシート(ES)は、学歴だけに左右されず「内容」が重要です。
内容や書き方、文章構成、言葉遣いを変えるだけで、エントリーシート通過率が大幅に変わることは事実です。
自己流でESを書くのではなく、就活塾のプロ講師に的確なアドバイスをもらうことで、ブラッシュアップができます。
就活塾によるESの添削内容
・論理的な文章構成(PREP法など)
・抽象と具体を行き来しながら伝える方法
・志望企業が求める人物像に合致した伝え方
など
また、面接対策も徹底して行えますので、面接で大失敗することがありません。
個別企業ごとの対策ができるので、企業リサーチの仕方、自己紹介の伝え方、自己PR、志望動機の伝え方、などを丁寧に細かくアドバイスしてもらえます。
一般的な面接対策との決定的な違いは、「質と回数」です。
就活塾の講師は、元採用担当者や元大手企業の人事が多く、「なぜその質問をするのか」「面接官は、どこを見ているのか?」といった企業の評価基準を知り尽くしています。

就活塾に入塾することで、ESや面接での大失敗から脱出できます
巷では、「ESは先輩に見て貰えばいい」や「面接対策は、就活エージェントを使えばOK」と言われます。
もちろんある程度はカバーできますが、就活塾ほどのプロフェッショナルさや、柔軟性はありません。
先輩にES添削をお願いするのは良いですが、何度も何度もお願いする訳にはいきませんよね。
そもそも、先輩の質が高いか?
というのも怪しいです。
「質の高さ」と「分からない所を何度も気兼ねなく聞ける」という2点が、就活塾に入るメリットです。
② 就活鬱を避けられる
就職活動は、選考が思うように進まない、誰にも相談できないといった理由から、孤独感やプレッシャーを感じやすいです。
周囲の友人と比較してしまい、精神的に追い詰められてしまう学生も少なくありません。
いわゆる「就活鬱」と呼ばれる状態です。
就活塾の価値は、単なるノウハウ提供だけでなく、この精神的な安定とモチベーション維持があります。

就職活動を1人で続けられそうにありません…
就活塾の講師は、キャリアの専門家であると同時に、多くの学生の悩みや挫折を見てきた「就活の伴走者」です。
就活でぶつかる壁や悩みを、一緒に解決してくれます。
例えば、下記のような内容も相談できます。
・選考に落ち続けたときの心理的なケア
・漠然とした将来への不安の言語化
・親や友人には言えない本音の相談
友人や知人、家族ではなく、完全な第三者だからこそ、安心してなんでも相談できるんです。
メンタルサポートを定期的に受けることで、「自分は一人じゃない」「この道で大丈夫だ」という安心感が得られます。
また、入塾と同時に内定獲得までの具体的な計画を立て、ESの提出期限や面接対策のスケジュールなどを講師が徹底的に管理します。
例えば、第一希望企業のインターンシップ選考締切が7月末なので、それまでの6月と7月で練習になるような短期インターンシップや選考面接を受ける、という計画性を持って進められます。
プロの講師に相談することで、1人では難しい「計画的かつ戦略的な就職活動」ができます。
③ 講師により深い本音を聞ける
就活塾に入塾することで、講師(社会人)とより深いレベルで話し、本音を聞けるという大きなメリットがあります。
就活生が社会人と交流するサービスは、「Matcher」や「OBトーク」などがありますが、いずれも表面上の話をするだけで、深い悩み相談やぶっちゃけた本音を聞けるケースはほとんどありません。
筆者である私も「Matcher」を社会人側で利用していましたが、就活生と話をするのは1回限りがほとんどです。
約60分〜90分の短い時間では、表面的な内容を伝えるだけで終わってしまうのが事実です。
一方で、就活塾は講師やアドバイザーと長期間に渡って複数回相談する機会があるので、より深いレベルで就活に対する意見や考え方、自分に対してのフィードバックがもらえます。
就活塾は、あなたから費用を受け取り、そのリターンとして「あなたのキャリア成功」を目標とする利害関係にありますからね。
例えば、以下のような深いレベルの「本音」をあなたに提供してくれます。
OBトークや就活エージェントが語らない本質的な情報
・この企業は激務だが、その代わり〇〇のスキルは身につく
・この業界は将来的に斜陽産業になる可能性があるため、〇〇のスキルを並行して磨くべ
・A社よりも入社後の定着率が高いB社のほうが合っている
利害関係がないからこそ、忖度無しで本当にあなたに合った企業を教えてくれます。
実際「Abuild就活」を利用した人の体験談では、「社会人の本音を聞けたこと」を大きなメリットとして挙げていました。
④ 就職後を見越してキャリア形成ができる
就職活動の本当のゴールは「内定獲得」であありません。
入社後、5年・10年を見越したキャリアプランを構築し、あなたの希望に合致した企業に就職することがゴールです。

就活塾の本当のゴールは、内定獲得ではありません
就活塾は、「就職後のキャリア形成」という点で、他の就活サポートと異なります。
就活塾に入ることで、早期に人生キャリアの構築ができ、就職後も見越してキャリア形成を行えるからです。
現在は、転職によってキャリアアップを測る人が多く、就活で入社した会社で定年まで働き続ける人は稀な方です。
いわゆる「転職組」が多いはずです。
就活塾に通うことで、就活後を見据えたキャリアプランを構築することができ、同期や周囲の友人とは確実に一歩リードできます。
例えば、業界No.1の企業に入りたい場合、新卒から入社できることが理想ですが、難易度が高い企業も多いですよね。
そこで、同業界の企業に入社し圧倒的な結果を残して、業界No.1企業に転職するというキャリアも存在します。
就活塾の講師でなければ、上記のようなプランを提案できる人はいません。
就活エージェントであれば「No.1の企業を受けましょう!」で終わってしまいますからね。
就職後を見越したキャリア形成について
・現在は「転職」でキャリアを築く時代
・就活時に転職まで想定している人はほぼいない
・就活エージェントは、就活時のことしか考えていない
⬇︎
・転職を見越したキャリア形成で周囲と差ができる
・本当に達成したい目標に最短距離で進める
以上ここまで、就活塾の必要性やメリットについて、4点を解説しました。
・エントリーシート(ES)や面接で大失敗しない
・就活鬱を避けられる
・講師により深い本音を聞ける
・就職後を見越してキャリア形成ができる
就活塾に行くべき人の特徴は?
続いて、就活塾に通った方がよい学生の特徴を紹介します。

就活への悩みは多いけど、就活塾で解決できるのかも不明です…
・就職活動の進め方が分からない学生
・納得のファーストキャリアを築きたい人
・学歴に自信は無いが、大手企業に行きたい人
・就職浪人、中退、就職留年した人
それぞれを詳しく解説します。
① 就職活動の進め方が分からない学生
就職活動は、大学受験のように明確な「公式テキスト」や「ロードマップ」がありません。
・何から始めればいいか分からない
・周りの学生が出遅れている気がして焦る
・とりあえず先輩に聞くけど、正しいのか分からない
という状態は、ほとんどの就活生が最初にぶつかる壁です。
特に、以下のような特徴を持つ学生にとって、就活塾は「道標(みちしるべ)」としての役割を果たします。
・ガクチカが思いつかない人
・就活の全体像が見えてない人
・情報の取捨選択に自信がない人
・自己分析が苦手で全く進まない人
・大学のキャリアサポートを上手く活用できない人
など
無数に存在する就職活動に関する情報を体系的に教えてくれるのは、就活塾だけです。
(就活エージェントは、それっぽい情報を自分達に都合の良いような伝え方で伝えがちです)
② 納得のファーストキャリアを築きたい人
就職活動の目標は、単に内定を「獲得すること」ではありません。
新卒社員の内定率は高い水準にありますが、それは「選ばなければどこかには入れる」という事実の裏返しです。
本記事を読んでいるあなたは、周囲との内定数マウントではなく、「150%納得できるファーストキャリア」を獲得し、後悔のない社会人生活をスタートしたいはずですよね。
よく分からない中小企業の内定を何個保有しておいても、新卒で働く会社は1社だけですからね。
内定数マウントをしても、その場限りの自己満足でしかありません。

なんとなくの内定が欲しい訳ではなく、150%納得できる内定が欲しいはずです
就活塾は、「納得感」と「質の高い選択」を実現するための、最強の自己投資です。
具体的には、3つの理由があります。
① 表面的な情報ではなく本質的な情報を体系的に学べる
② 内定後のキャリアプランを構築できる
③ ブレない就活軸を言語化でき、150%納得の内定を獲得できる
納得感とは、「その選択に論理的な根拠があること」です。
就活塾は、自己分析とキャリアプランニングを徹底的に行います。
その結果、「なんとなく大手だから」ではなく、「自分の強みと将来の目標を実現するには、この会社が最も最適である」という、明確で強い志望動機と選考理由を構築できます。
この「ブレない就活軸」を持つことが、面接官を納得させることに繋がるだけでなく、あなた自身が内定に心から納得できる理由になります。
③ 学歴に自信は無いが、大手企業に行きたい人
就活塾は、学歴に自信は無いが人気大手企業や外資系企業に行きたい人にズバリおすすめできます。
学歴を変更することはできませんが、学歴以外の部分で十分差別化できるからです。
具体的な学歴ラインを私立大学で示すと「日東駒専」や「産近甲龍」といった大学レベルの人です。
偏差値だと「45〜55」です。
人気大手企業や外資系企業の場合、旧帝大や早慶レベルの大学に比べて、学歴面では劣りますが学歴以外の部分を就活塾でカバーすることができます。
実際、高学歴と言えない大学レベルでも、就活塾を利用することで大学レベルから考えると高いレベルの企業から内定を獲得できていました。

就活に対する何かしらのコンプレックスがある人は、就活塾を考え始めましょう
④ 就職浪人、中退、就職留年した人
「就職浪人」や「就職留年」をした人にも、就活塾はおすすめです。
なぜなら、通常の就職活動のプロセスと異なる対策が必要になるため、就活塾を利用して個別対応をしてもらった方が上手くいく可能性が高まるからです。
何より、2回目の失敗をしたくないですよね。
就職浪人や就職留年が「失敗」と捉えるかは人それぞれですが、通常の就活生に比べて“背水の陣”であるはずです。
であれば、就活のプロに相談しながら確実に進めるのがおすすめです。
就活塾に行っても意味がない人の特徴は?
逆に、就活塾に行っても意味がない学生の特徴を解説します。
就職活動は、基本的にお金を掛けずに無料でできますので、全ての学生に就活塾がおすすめできる訳ではありません。
・情報収集能力の高い人
・志望する企業群が決まっている人
・自己分析や内省が完璧な人
それぞれの内容を詳しく見ていきます。
① 情報収集能力の高い人
就職活動は「情報収集の戦い」と言われるほどです。
具体的に必要な情報を見ていきましょう。
就活を進める上で必要な情報
・就活スケジュール
・インターン情報
・ES添削のポイント
・面接対策のポイント
・Webテスト対策
・各企業の質問内容
・逆質問の内容
などなど
特に、面接での質問内容は、例年同じような質問があり、各企業に応じて見ているポイントが異なります。
各企業が求めている人物像や刺さるガクチカは、過去の情報を確認しながら対策する必要があります。
そうした点で、情報収集能力の高い人は就活塾を利用しなくても、就活に関連する情報を収集することができます。
簡単に言えば、交流関係の多い人だと問題ないでしょう。
言い換えると、コミュニケーション能力が高く、同期・先輩との繋がりが多い人です。

就活の情報収集について、社会人に手軽に話を聞ける「マッチャー」がおすすめです
私自身も学生側・社会人側双方で利用してきましたが、面談までスムーズに進みます
② 志望する企業群が決まっている人
就職活動を進めていく上で「自分がやりたいことが分からない」や「どんな企業がいいのか分からない」という悩みを持つ人は多いはずです。
一方で、5%くらいの人は、明確に自分がしたい仕事や将来ビジョンが決まっていて、どの企業の選考を受けるかをそもそも悩まない人もいます。
就活軸が明確に決まっている人は、就活塾を利用する必要はありません。
自分が希望する業界・企業群の先輩、社会人に話を聞きながら、無料の就活エージェントなどを利用するだけで、就活を成功させることができます。
無料で利用できる「就活エージェント」や「就活関連のお得サービス」を使いながら、就活を進めていきましょう。
③ 自己分析や内省が完璧な人
最後に、自己分析や内省が完璧であり、誰かに相談する必要がない人には、もちろん就活塾は必要ありません。
例えば、学生時代から起業して就職をする必要がない人や、プロスポーツ選手としての道を歩むように決めた人には、就活塾に相談することはありませんよね。
しかし、一般的な大学の就活生であれば、ほぼ全員が自己分析や内省をする必要があります。
そもそも自己分析に終わりなどないからです。
就活塾や自己分析に少しでも悩んでいる人は、就活のプロに相談してみるのも良いでしょう。
就活塾の料金は?相場金額はどのくらい?
就活塾の受講料金は、サービス内容や期間、指導の密度によって大きく変動します。
特に、「質の高い個別サポート」や「手厚い選考対策」を求める場合、平均的な料金相場は「30万円〜60万円程度」です。
「就活エージェントや就活サイトは無料で使えるのに、なぜこんなに高額なのか?」と疑問に感じるのは当然です。

就活エージェントは、無料なのに、なぜ高額なんですか…?
最も大きな理由は、就活塾が企業からの「人材紹介料」を一切受け取らず、受講生からの料金で運営されていることにあります。
つまり、講師が100%あなたの内定とキャリアに寄り添うことができ、質の高いサポートを提供できるからです。

実際、大手で支援実績の多い就活塾の料金相場を確認しましょう
| 最下限 | 最高額 | 備考 | |
|---|---|---|---|
| 我究館 | 219,780円 | 550,000円 | ベーシックプランは約28万円 |
| キャリアアカデミー | 382,800円 | – (料金一律のためなし) | – |
| 内定ラボ | 195,800円 | – (料金一律のためなし) | 20万円以下の料金で一律 |
| Abuild就活 | 非公開 (推計40万円〜) | 非公開 (推計約100万円) | 個別相談会で案内 |
| ホワイトアカデミー | 非公開 (推計40万円〜) | 非公開 (推計180万円〜) | 個別相談会で案内 |
| 内定塾 | 非公開 (推計40万円〜) | 非公開 (推計100万円〜) | 個別相談会で案内 |
※料金は公式サイト記載情報(2025年時点)に基づいており、変動可能性があります。最新情報は公式サイトをご確認ください。
上記のように、大手就活塾の多くは30万円〜60万円を超えるプランを設定しています。
失敗しない就活塾の選び方は?
就活塾に行くべきか悩んでいる人に向けて、あなたに有効な就活塾の選び方をご紹介します。

東京や大阪にいろんな就活塾があるので、どこを比較すれば良いのか分かりません…

就活塾の入塾を決める前に、確認ポイントがあります
悪徳でやばい就活塾は絶対に避けなければいけません
後悔しない就活塾選びには、「サービスの質」だけではなく「就活塾そのものの信頼性」を徹底的に見極めることが大切です。
① 求めるサポート内容を明確にする
② 利用者口コミ、体験談の有無を確認する
③ 希望する企業群の内定実績を確認する
④ 講師や運営者の経歴や専門性を確認する
⑤ 合計金額, 解約返金規定, 内定保証を確認する
就活塾に求めるサポート内容や、口コミ・体験談を確認するのは当然ですが、講師や運営者、代表取締役社長の経歴・専門性も確認する必要があります。
顔写真を公開していない、会社登録住所のGoogle map に建物が存在しない、講師の経歴が浅くないか?などを徹底的に確認しましょう。
また、料金面について、解約・返金規定は何日まで可能なのか?、内定保証の条件は?という部分は、書面で確認する必要があります。
まとめ: 就活塾に行くか悩んでいる人が今すぐ取るべき行動
さて、いかがでしたでしょうか。
ここまで、就活塾に行くべきか?を、6つの判断基準、意味ないと言われる理由から、詳しく解説しました。
98%の就活生は就活塾を使っていませんが、就活への不安が強い人や、難易度の高い特定業界・企業に絶対に就職したい人は、就活塾を選択肢の一つとして考えるべきと言えます。
講師や就活塾との相性を見極めるために、無料相談会に必ず参加しておきましょう。
それでは本記事の内容をまとめて終了とします。
・合理的かつ心理的な6つの基準での判断がおすすめ
・講師の質やサポート力が低い就活塾もあるので意味ないと言われがち
・就活塾を利用した卒業生は「深く本質的な話ができること」から満足度が高い
・行くか悩んでいる場合、無料相談への参加や卒業生の体験談を読み込んで判断するのが◎