【例文有り】就活生への応援メッセージ|親のNG言動と”助かった一言”を本音で紹介

就活生への応援メッセージ アイキャッチ画像

就活生の親
就活生の親

就活中の子供に何か声をかけたい…

でもプレッシャーになってないか不安です…

本ページに辿り着いた方は、
・下手な事を言って子供を傷つけたくない…
・就活でどんな言葉をかけるか悩んでいる
・応援メッセージはどんな内容が良い?


という状況だと思います。

SNS上にある就活生の書き込みには親からの応援メッセージが、「逆にしんどい」という声が驚くほど多いです。

この記事では、就活生や親御さんへのアンケート調査やインタビュー記事をまとめる「就活塾の羅針盤」を運営する私が、親から就活生への応援メッセージを場面別にまとめました。

結論、就活中の子供にかける言葉は「短く・重すぎない一言」が基本です。

まとめ

・メッセージは「短く・重すぎない」が基本
・❌ 進捗の確認、企業の指定、誰かとの比較はNG
・頑張れや過度な期待は、すでに頑張っている子供を追い詰める
・食事や金銭面の「行動」の支えが助かる
「ちゃんと味方でいる」のが一番のメッセージ

編集部
佐藤
編集部 佐藤

就活生は、想像以上に敏感で繊細です

余計な一言が、親と子の関係性を破壊する一言になってしまうため、要注意です

お子さんが一人で抱え込んでいるように見えたら、オファー型サイトで東証プライム企業からのスカウトを待つ環境を整えてあげたり、親以外の第三者として就活塾に相談する選択肢を伝えてあげたりするのがおすすめです。

就活塾の指導内容やカリキュラムの詳細を知りたい親御さんは、就活塾とは?メリット・デメリットを完全網羅を参考にしてみてください。

【例文】親から就活生への応援メッセージ例文集

早速、就活生に親がそのまま送れる応援メッセージを場面ごとに紹介します。

大事なのは、うまい言葉を選ぶことではありません。
子どもが今どんな状況にいるかに合わせて、短く、重すぎない一言を選ぶことです。

就活生の親
就活生の親

場面によって、かける言葉は変えたほうがいいんですね。

応援メッセージの場面別

・就活が本格化してきた時期のメッセージ
・選考面接の前日に送る言葉
・不採用が続いて落ち込んでいる時のメッセージ
・内定が出た時にかけるメッセージ
・LINEでそっと送る短い一言集

就活が本格化してきた時期のメッセージ

就活が始まったばかりの時期は、「焦らせない」「自分で選んでいい」というメッセージがおすすめです。

周りが動き出して不安になっている時期なので、親まで急かすと逃げ場がなくなるからです。

結果を求める言葉ではなく、自分のペースを認める言葉を選びましょう。

編集部
佐藤
編集部 佐藤

自分のペースを認めてあげる言葉がおすすめです

具体例を見ていきましょう

就活が始まった時期にかける言葉

・あなたのペースで進めて大丈夫だよ
・周りと比べなくていいからね
・行きたいと思える会社を、自分で選んでいいよ
・うまくいかない日があっても当たり前だから
・応援してるけど、無理はしなくていいからね

「頑張って」と背中を押したくなりますが、就活が始まった段階の子どもは、すでにプレッシャーを感じています。

やる気を出させる言葉より、「焦らなくていい」と選択肢を広げる言葉のほうが、結果的に動きやすくなります。

実際、就活が本格化してきた時期のナイーブな就活生の声を見ていきましょう。

就活は不安との戦い

就活生白鳥さん
就活生白鳥さん

就活が不安で、Xアカウントを作成して情報収集する人も多いですよね…

編集部
佐藤
編集部 佐藤

就活が本格化してくる時期、相当な不安で押し潰されているかもしれません

選考面接の前日に送る言葉

大事な選考面接の前は、「いつも通りでいい」と力を抜かせる短い一言が向いています。

前日に長いメッセージや期待の言葉を送ると、かえって緊張を増やしてしまうからです。

気負わせない、軽い声かけが正解です。

選考・面接の前日に送る言葉

・いつも通りでいってらっしゃい
・受かっても落ちても、どっちでも大丈夫だからね
・今日はゆっくり寝てね
・気楽にね、応援してるよ
・終わったら好きなもの食べようね

「絶対受かってね」「ここ大事だからね」といった言葉は、子どもを追い詰めます。

前日にかけるべきは、結果への期待ではなく、「どんな結果でも受け止める」という安心感です。

就活生白鳥さん
就活生白鳥さん

前日に「頑張れ」より「いつも通りでいい」って言われたほうが、肩の力が抜けます

編集部
佐藤
編集部 佐藤

親からの応援メッセージを逆にプレッシャーに感じてしまっている人もいます

親からのメッセージが逆にプレッシャー

面接の予定を言われたら「頑張って」くらいはOKだと思いますが、関係性によっては、子供は必要以上に考えてしまうものなのです。

不採用が続いて落ち込んでいる時のメッセージ

不採用が続いている時は、励ますより「否定しない・味方でいる」というメッセージが向いています。

落ち込んでいる子どもに原因を分析したりアドバイスをしたりすると、責められていると感じさせてしまうからです。

まずは気持ちを受け止める言葉から入ります。

不採用が続いている時のメッセージ

・つらかったね、よく頑張ってるよ
・あなたが悪いわけじゃないからね
・縁がなかっただけだよ
・大丈夫、なんとかなるよ
・話したくなったら、いつでも聞くからね

就職みらい研究所の調査でも、就活生が親のサポートで「よかった」と感じた内容の上位に、「励まし、癒やし、心の支えになってくれた」が入っています。

一番評価されているのは「いつも通り」でいること

保護者が知っておきたい就職活動に関するデータ
保護者が知っておきたい就職活動に関するデータより引用

保護者との関わりで「良かったこと」

・普段と同じ態度、見守り役・聞き役に徹してくれた:39.9%(1位)
・個性を尊重し、自分の活動を肯定してくれた:39.2%(2位)
・励まし、癒やし、心の支えになってくれた:37.6%(3位)
・物質的援助をしてくれた:37.0%
・保護者、社会人としての意見をくれた:30.7%

出典:就職みらい研究所「保護者が知っておきたい就職活動に関するデータ10」
資料はこちら

理由を並べて励ますより、根拠がなくても「大丈夫」と信じてくれる一言のほうが、落ち込んだ心には届きます。

「なんで落ちたと思う?」と原因を問う言葉は、たとえ善意でも子どもを追い詰めるので避けてください。

編集部
佐藤
編集部 佐藤

お祈りが続いている時ほど、アドバイスより「味方でいるよ」の一言が効きます。

内定が出た時にかけるメッセージ

内定が出た時は、内定先企業の評価やコメントをするのではなく、ストレートにお祝いしてあげるメッセージが1番です。

「もっと大企業は?」と条件を口にすると、せっかくの喜びに水を差してしまうからです。

子どもの頑張りそのものを労う言葉を選びます。

内定・就活終了時にかける言葉

・本当におめでとう、よく頑張ったね
・あなたが選んだ会社なら安心だよ
・ここまで一人で頑張ってきて偉かったね
・今日はお祝いしようね
・お疲れさま、ゆっくり休んでね

就活を終えた子どもが親に一番かけてほしいのは、「決まったら盛大に祝ってほしい」というシンプルな気持ちです。

会社名や規模を口にする前に、まずは「おめでとう」と喜びを分かち合ってください。

内定先にどうしても不安が残る場合の伝え方は、就活で親が内定に反対する時の対処法で解説しています。

就活生白鳥さん
就活生白鳥さん

内定を報告した時に「どこの会社?」より先に「おめでとう」って言ってほしいです

LINEでそっと送る短い一言集

面と向かって言うのが照れくさい場合は、LINEで短く送るだけでも十分伝わります。

返信を求めない軽い一言のほうが、就活中の子どもは気楽に受け取れるからです。

スタンプや絵文字を添えて、重くならないようにするのがコツです。

LINEでそっと送る短い一言

・無理しすぎないようにね
・ごはんちゃんと食べてる?
・応援してるよ
・今日もお疲れさま
・困ったらいつでも連絡してね

LINEで送る時は、「就活どう?」「内定は?」といった進捗を確認する言葉を入れないのがポイントです。

進捗を聞かれると催促に感じてしまう就活生が多いので、体調や生活を気遣う一言のほうが喜ばれます。

CMにはなりますが、東京ガスが2017年に出している「母からのエール」の動画は、就活中の親子なら是非見てほしい動画です。

1分30秒ほどですが、就活に悩む娘さんと支えるお母さんの良い親子関係が描かれています。

母からのエールは涙腺崩壊もの

親がやりがちなNGの声かけは、次の章でまとめて紹介します。

編集部
佐藤
編集部 佐藤

返信を求めないスタンプ1つでも、「見てくれてるんだ」と伝わります。

【逆効果】就活中の子供に対する迷惑なNGメッセージ

・頑張ってね
・就活どう?
・内定出た?

親としては、応援や心配のつもりでかけている言葉ですが、その一言が、就活中の子どもをじわじわ追い詰めています。

就活生白鳥さん
就活生白鳥さん

就活どう?
はプレッシャーを感じちゃうんですよね…

X投稿を見ていると、こうした本音が驚くほどたくさん出てきます。

決して、親を責めたいわけではありません。

むしろ、悪気のない善意の言葉だからこそ、子どもは「うるさい」と言い返すこともできず、一人で抱え込んでしまうのです。

「就活どう?」「内定出た?」と進捗を繰り返し聞く

顔を合わせるたびに「就活どう?」「内定出た?」と進捗を聞くのは、就活中の子どもに最も刺さりやすいNGメッセージです。

親は心配して聞いているだけでも、うまくいっていない時期の子どもには「早く決めろ」という催促に聞こえてしまうからです。

報告できる成果がないほど、質問そのものがプレッシャーになります。

就活生白鳥さん
就活生白鳥さん

順調ならこっちから報告してます…

実際に、就活生のリアルな声を見てみましょう。

就活どう?はプレッシャーも加算

「プレッシャーも加算される」という表現が、就活生の心境をよく表しています。

就活そのもののプレッシャーに加えて、親から進捗を聞かれるプレッシャーが上乗せされる、ということです。

子どもは「心配してくれているのは分かる」からこそ、「うるさい」と突き放すこともできず、一人で抱え込んでしまいます。

編集部
佐藤
編集部 佐藤

善意の心配だからこそ、子どもは反論できずに溜め込みます

大切なのは、進捗そのものを聞くのをやめて、体調や生活を気遣う言葉に切り替えることです。

子どもは良い報告ができる時には、聞かなくても自分から話してくれます。

進捗を聞く代わりの言い換え

NG❌:就活どう?内定出た?
OK◎:ちゃんとごはん食べてる?

NG❌:今何社受けてるの?
OK◎:無理しすぎてない?

NG❌:まだ決まらないの?
OK◎:困ったことがあったら、いつでも言ってね

とはいえ、「聞きたくなる気持ち」を抑えるのは、親にとって簡単なことではありません。

心配だけど、見守るのが親の役目

就活中の息子さんを持つ親御さんの投稿です。

「勉強を二の次にしてきたので心配」「根拠なき自信が心配だ」と、親としての本音がにじんでいます。

それでも、この方は進捗を問い詰めるのではなく、第一志望の最終面接まで進んだ姿を見守り、静かに喜んでいます。

編集部
佐藤
編集部 佐藤

心配なのは、子を思えばこそ

その気持ちは、進捗を聞かなくても必ず伝わっています

心配するのは、親として当たり前の気持ちです。

その心配を「就活どう?」という質問にぶつけるのではなく、子どもを信じて見守る姿勢に変えるだけで、子どもの受け取り方は大きく変わります。

「〇〇に入りなさい」と親が企業・進路を指定する

「大手にしなさい」「公務員が安定してるよ」と、親が企業や進路を指定するのも逆効果です。

働くのは親ではなく子ども自身であり、親世代の「安定」と今の「安定」は基準が大きく変わっているからです。

良かれと思った助言が、子どもの選択肢を狭めてしまいます。

就活生白鳥さん
就活生白鳥さん

「あなたのため」と言われると、反対もしづらくて…

結局、自分の希望を言えなくなります。

採用の現場に立つプロも、親が就活に口を出しすぎることへ警鐘を鳴らしています。

親が就活に出しゃばってはいけない

「就職するのは親じゃない」という言葉が、この問題の本質を突いています。

親ができるのは、進路を指定することではなく、子ども自身が選んで経験し、成長していく過程を信じて味方でいることだ、という指摘です。

さらに、親の「安定しなさい」という言葉が、助言ではなく強制として子どもに届いてしまう危うさを指摘する声もあります。

「安定しなさい」は強制になりうる

「親が安心する生き方の強制」という指摘は、多くの親御さんにとって耳の痛い言葉かもしれません。

「安定してほしい」という願いは、子どもの幸せを思う気持ちから出ていますよね。

ですが、その願いが強すぎると、子どもは自分の希望より「親を安心させること」を優先してしまい、納得のいかない進路選択につながることがあります。

編集部
佐藤
編集部 佐藤

「安定=幸せ」とは限らないのが、今の時代の難しいところなんですよね

親子で「幸せ」の基準が違うことを考えさせられる事例として、フリーランスとして生きる26歳女性と、その両親の葛藤を追ったANNのドキュメンタリーがあります。

ドキュメンタリーから見える5つのこと

・「普通」の就職が正解とは限らない
・親と子では「幸せ」の基準が違う
・親の期待が子どもの負担になることもある
・働き方やキャリアの選択肢は広がっている
・子ども自身が選んだ道を尊重するのが大事

出典:ANN(テレビ朝日)ドキュメンタリー
動画はこちら

親世代が就活をした頃と今とでは、働き方も、評価される力も大きく変わっています。

親世代と今の就活の違いについては、就活で親ができることで詳しく解説しています。

大切なのは、進路を指定することではなく、子どもがなぜその会社を選んだのかに耳を傾けることです。

進路を指定する代わりの言い換え

NG❌:大手に入りなさい
OK◎:あなたが良いと思う会社を選んでいいよ

NG❌:公務員が安定してるよ
OK◎:どんな仕事がしたいか、聞かせてくれる?

NG❌:そんな会社やめておきなさい
OK◎:なんで、その会社が気になったの?

兄弟・親戚・友達と比較する

「隣の田中くんはもう決まったって」といった比較は、就活中の子どもに絶対に避けたい言葉です。

就活中の子どもは、すでに周囲と自分を比べて十分に消耗しているからです。

親からの比較は、その傷にさらに追い打ちをかけてしまいます。

就活生白鳥さん
就活生白鳥さん

SNSで友達の内定報告を見るだけでも辛いのに、家でまで比べられたら逃げ場がないです…。

今の就活生は、SNSを通じて周囲の内定報告が絶えず目に入る環境にいます。

友達の「内定もらいました」という投稿を見るたびに、自分と比べて落ち込んでいる子も少なくありません。

ただでさえ比較にさらされている子どもにとって、家庭は本来「比べられない場所」であってほしいものです。

ここまで見てきたNGメッセージには、ある共通点があります。

NGメッセージに共通すること

・「就活どう?」=進捗を他人の時間軸で急かす
・「〇〇に入りなさい」=親の基準を押し付ける
・「〇〇くんは決まったって」=他人と比べる

⬇︎

子ども自身のペースや価値観を尊重していない

進捗を急かすのも、進路を指定するのも、他人と比較するのも、根っこは同じです。

どれも「子ども自身のペースや価値観」ではなく、「他人や親の基準」を子どもに当てはめてしまっています。

子どもが本当に求めているのは、他人と比べられることではなく、自分自身を見てもらうことです。

編集部
佐藤
編集部 佐藤

比べるなら他人とではなく、「昨日までの自分」です

他人軸ではなく「時間軸」で成長を見つけてあげましょう

「前より面接に慣れてきたみたいね」「ちゃんと自分で動けてるね」と、その子の中での変化に目を向けた言葉なら、比較ではなく応援として届きます。

比較する代わりの言い換え

NG❌:〇〇くんはもう内定もらったって
OK◎:自分のペースで大丈夫だよ

NG❌:お兄ちゃんの時はもっと早かったよ
OK◎:前より面接に慣れてきたね

NG❌:みんな決まってるのに
OK◎:ちゃんと自分で動けてて偉いよ

「頑張って」を繰り返す・過度に期待をかける

応援の定番である「頑張って」も、繰り返されると子どもを追い詰めます。

すでに全力で頑張っている相手にとって、「頑張れ」は「まだ足りない」という指摘に変換されて届くからです。

就活生白鳥さん
就活生白鳥さん

これ以上どう頑張ればいいの…

「頑張れ」がしんどく感じる時があります

そもそも「もっと頑張れ」という言葉は、就活の悩みに対して何の解決にもなっていない、という指摘があります。

「もっと頑張れ」は答えじゃない

医者が診断もせずに『もっと健康に生きろ』と言うのと同じ」という例えが的確です。

就活がうまくいかない時、子どもに足りないのは「頑張り」ではなく、「何が課題なのか」という具体的な気づきです。

気合いを求める言葉は、努力の方向が見えない子どもをさらに空回りさせてしまいます。

編集部
佐藤
編集部 佐藤

親が課題を診断するのは難しいです

だからこそ「頑張れ」ではなく、話を聞く側に回るのが正解です

そして、「頑張れ」以上に子どもを傷つけるのが、過度な期待を押し付けることです。

子どもがやっとの思いで掴んだ内定を、親の期待に届かないという理由で否定してしまう。

その残酷さを物語る投稿を紹介します。

苦労して掴んだ内定を否定された話

これは、就活の厳しかった時代を思い出して投稿されたエピソードです。

熾烈な就活を勝ち抜き、周りに祝福され、本人も嬉しそうだった内定。

それを親のたった一言が打ち砕き、同級生は号泣してしまいました。

「〇〇に育てるために進学させたんじゃない」という言葉の裏には、親の強すぎる期待があります。

時代や状況は変わっても、「親が思い描いた進路」と「子どもが手にした結果」がずれた時、期待が子どもを深く傷つける構図は変わりません。

子どもがやっとの思いで掴んだ結果は、まず祝福するものです。

就活生の親
就活生の親

期待をかけていたつもりが、子どもの頑張りを否定していたかもしれない…

ハッとさせられますね

「頑張れ」と背中を押す代わりに、すでに頑張っている姿を認める言葉に変えてみてください。

「頑張って」の代わりの言い換え

NG❌:もっと頑張って!
OK◎:もう十分頑張ってるよ

NG❌:期待してるからね
OK◎:どんな結果でも味方だからね

NG❌:絶対受かってね
OK◎:あなたなら大丈夫、ちゃんと見てるよ

落ちた企業の情報を送る・親世代の武勇伝を語る

すでに落ちた企業の情報を送ったり、親自身の就活の武勇伝を語ったりするのは絶対に避けたい行動です。

良かれと思った発言が傷口に塩を塗るからです。

親の成功体験も、就活の仕組みが変わった今では参考になりにくいです。

就活生白鳥さん
就活生白鳥さん

親が送ってくれた企業、実はもう落ちてたやつで…

気を遣わせないように黙ってました

編集部
佐藤
編集部 佐藤

親目線で、「〇〇企業を受けてみたら」という発言は、子供の感情をさらに炎上させてしまうリスクもあります

子どもは、落ちた企業や選考の途中経過を、親に一つひとつ報告しているわけではありません。

そのため、親が親切心で「この会社よさそうだよ」と送った情報が、実はもう不採用になった企業だった、ということが起こります。

子どもからすれば、終わった話を蒸し返されるようで、そっとしておいてほしいのが本音です。

また、就活生を静かに追い詰めるのが「親世代の武勇伝」です。

「自分の時はこうやって受かった」と語ること以前に、親が優秀に見えること自体が、子どもにとってはプレッシャーになります。

優秀な親と比べて毎回落ち込む

親を責める言葉は一つもありません。

むしろ、向上心のある父親も、挑戦を楽しむ母親も、子どもは尊敬しています。

だからこそ、「立派な親」と「何も手につかない自分」を比べて、毎回落ち込んでしまうのです。

編集部
佐藤
編集部 佐藤

親が立派であるほど、子どもは無言のプレッシャーを感じることがあります

武勇伝はさらに拍車をかけます

親の成功体験を語れば語るほど、自信をなくしている子どもは「それに比べて自分は」と縮こまってしまいます。

情報も体験談も、一方的に渡すのではなく、子どもが求めた時にだけ差し出す姿勢が大切です。

「何かあったら言ってね」と待つ側に回るだけで、子どもは安心して自分から頼れるようになります。

体験談を言う時の心構え

NG❌:この会社の記事送っておいたよ
OK◎:役立ちそうな情報があったら送ろうか?

NG❌:お父さんの時代はこうやって受かった
OK◎:伝えることがあったら言ってね

NG❌:これ読んで対策しなさい
OK◎:必要な時があったら、いつでも声かけてね

親のメッセージで助かったという就活生の実際の声

ここまで、就活中の子どもにかけがちなNGメッセージを見てきました。

就活生の親
就活生の親

NGばかりで、じゃあ結局どうすればいいの…

不安になってきました

親のメッセージやサポートで「助かった」「救われた」という就活生のリアルな声を紹介します。

子どもが求めているのは、気の利いた言葉でも、完璧なアドバイスでもありません。

「ちゃんと味方でいてくれる」という安心感です。

実際の声をもとに見ていきましょう。

言葉より「行動」で支えてくれた

就活生が「助かった」と感じるのは、気の利いた言葉よりも、さりげない行動です。

うまい励ましが思いつかなくても、日々の生活を支えるだけで、子どもにはちゃんと伝わるからです。

就活生白鳥さん
就活生白鳥さん

面接から帰ったら、黙って好きなおかずが用意されてて…

それだけで泣きそうになりました

たとえば、
・栄養のある食事を用意する
・面接練習の相手になる
・交通費をそっと渡す

こうした行動は、「頑張れ」の一言よりも雄弁に「あなたを支えているよ」というメッセージを伝えます。

特に、言葉での励ましが照れくさい家庭では、行動こそが最大の応援になります。

言葉がなくても伝わる、行動の支え方

・栄養のある食事をさりげなく用意する
・面接や説明会の予定に合わせて生活リズムを整える
・面接練習やES確認を、頼まれたら手伝う
・交通費やスーツ代を、負担にならない形で渡す
・帰宅時に「おかえり、お疲れさま」と迎える

編集部
佐藤
編集部 佐藤

言葉が思いつかないなら、無理にひねり出さなくて大丈夫です

日常を支えるだけで十分伝わりますよ

「お金は気にせず受けなさい」と言ってくれた

就活には、交通費やスーツ代、場合によっては院進や試験の費用など、まとまったお金がかかります。

親が費用を負担してくれること自体は、就活生にとって大きな支えです。

まず、実際の就活生の声を見てみましょう。

実は、お金を出してもらうことに、複雑な思いを抱えている子どもは少なくありません。

お金はありがたいけど、負い目もある

2つの投稿に共通しているのは、「お金を出してもらっている」という事実が、子どもにとって心の重しになっている点です。

「ありがたいけど、期待に応えられなかったらどうしよう」
「お金を出してもらっているのに、口を出されると断れない」


お金の援助は、感謝と同時に、こうした負い目やプレッシャーも生みやすいのです。

編集部
佐藤
編集部 佐藤

「お金を出す=口も出していい」と受け取られると、子どもは断れなくなります

ここが難しいところですよね

さらに、経済的な余裕のなさが、就活生を精神的に追い詰めてしまうケースもあります。

お金の不安が就活を追い詰める

就活は、交通費や証明写真、スーツ代など、動くだけでお金がかかります。

経済的な余裕がないと、「受けたい選考があっても交通費が出せない」という状況にもなりかねません。

お金の不安は、就活そのものへの集中を奪ってしまうのです。

就活生白鳥さん
就活生白鳥さん

就活って、するだけでお金が掛かりますもんね…

就職活動費用の実態
(2026年卒対象)

2026年卒学生が就職活動全体に使った費用の平均:8万2,277円

内訳(平均)
・交通費:2万5,899円(前年より増加)
・宿泊費:2万4,856円(前年より増加)

出典:株式会社インディードリクルートパートナーズ「【2026年卒 就職活動TOPIC】就職活動費用は平均8万2,277円」(2025年7月25日発表)
資料はこちら

就活費用は地域によって大きく差が出る

就職活動全体にかかった平均金額
2026年卒 就職活動TOPICより引用

だからこそ、費用を負担してあげられる場合は、「お金は気にせず受けなさい」という一言を添えてあげてください。

大切なのは、お金を出すことそのものより、「見返りを求めていない」「あなたを追い詰めるためのお金じゃない」と伝わる渡し方です。

お金の支えを、負担に感じさせない一言

・就活のお金は気にせず、受けたい会社を受けなさい
・交通費やスーツ代は出すから、遠慮しないでね
お金のことは心配しなくていいよ
・結果がどうなっても、出したお金を惜しんだりしないからね
・困った時は、いつでも頼っていいからね

就活生白鳥さん
就活生白鳥さん

「気にしないで受けておいで」の一言で、お金の心配なく就活に集中できました

何も言わずに、ただ話を聞いてくれた

「一番ありがたい」のが、余計なことを言わず、ただ話を聞いてくれる親の存在です。

アドバイスや詮索をされると、子どもは「責められている」「急かされている」と感じてしまうからです。

何も言わずに見守り、電話口でただ話を聞いてくれるだけで、子どもは安心して自分のペースを保てます。

就活生白鳥さん
就活生白鳥さん

アドバイスがほしいわけじゃなくて、ただ「うんうん」って聞いてほしいだけの時が多いんです。

「親との電話」が就活生にとってどんな意味を持つのか。

それを描いて話題になったのが、三菱地所の就活生応援ムービー「フレー!フレー!就活生『親との電話』篇」です。

三菱地所のCM:就活生の親との電話

就活生を陰ながら応援する存在として、親との何気ない電話が描かれています。

特別なアドバイスをするわけでも、進捗を問い詰めるわけでもない。

ただ電話の向こうで話を聞いてくれる親の存在が、就活生にとってどれだけ心強いかが伝わってくる内容です。

実際に、「親に干渉されないこと」自体をありがたいと感じる就活生の声もあります。

干渉されないことが、ありがたい

「就活が始まったことに気づいてなくて助かる」というのは、一見すると寂しい話に聞こえるかもしれません。

ですが裏を返せば、それだけ多くの就活生が「親に就活のことを詮索されるのがしんどい」と感じている、ということです。

編集部
佐藤
編集部 佐藤

「見守る」と「放置」は違います

関心は持ちつつ、口を出さずに待つ。この距離感が理想です

もちろん、まったく無関心でいいわけではありません。

大切なのは、子どもが話したくなった時に、アドバイスや否定を挟まず、ただ最後まで聞くことです。

「うんうん、そうなんだね」と受け止めてくれる相手がいるだけで、子どもは気持ちを整理できます。

「聞く」ときに意識したいこと

・アドバイスや解決策を、頼まれるまで言わない
・「でも」「だから言ったのに」で話を遮らない
・「そうなんだね」「大変だったね」とまず受け止める
・沈黙を怖がらず、話し終わるまで待つ
・話してくれたこと自体に「ありがとう」と伝える

重くない一言・スタンプで応援してくれた

就活生が楽に受け取れるのは、深刻すぎない、軽やかな一言です。

まじめに正面から励まされるより、肩の力が抜けるような言葉のほうが、追い詰められている子どもには届きやすいからです。

実は、「なんとかなるよ」というくらいの気軽さが、ちょうどいいのです。

就活生白鳥さん
就活生白鳥さん

深刻に心配されるより、「まあなんとかなるよ」くらいの方が、ふっと気が楽になります

たとえば、就活の結果を家族に報告した時に、こんな風に受け止めてもらえた就活生がいます。

「今は転職も当たり前だから」

「今は転職も当たり前だから」という一言には、「今の結果が全てじゃない」という前向きなメッセージが込められています。

深刻に受け止めて重く諭すのではなく、「大丈夫、いくらでもやり直せるよ」と軽く肩を押してあげる。

就活の結果を報告する時の、家族の理想的な受け止め方の一つです。

また、うまくいかなかった時に、子どもを責めない一言も救いになります。

「仕方ないよ」と責めなかった

本人は自分の課題を冷静に見つめていますが、それでも「親が仕方ないと言ってくれる」ことで、安心できたと語っています。

就活がうまくいかない時、子どもは誰よりも自分を責めています。

そんな時に、親までが追い打ちをかけず「仕方ないよ」と言ってくれるだけで、子どもは救われます。

編集部
佐藤
編集部 佐藤

子どもは十分自分を責めています

親は追い打ちをかけず、逃げ場になってあげてくださいね

言葉で伝えるのが照れくさければ、LINEのスタンプや短い一言だけでも十分です。

返信を求めない軽さこそが、就活中の子どもには一番ありがたいものです。

重くない、軽やかな応援の一言

・今は転職も当たり前だから、気楽にね
・大丈夫、なんとかなるよ
・仕方ないよ、あなたのせいじゃない
・お疲れさま!
・応援してるよ!

「大丈夫」「なんとかなる」と根拠なく信じてくれた

理屈ではなく「あなたなら大丈夫」と根拠なく信じてくれる親の姿も重要です。

落ち込んでいる時ほど、論理的なアドバイスより、無条件の肯定のほうが心に届くからです。

親が深刻に構えず、どっしり構えていてくれるだけで、子どもは安心できます。

就活生白鳥さん
就活生白鳥さん

親が深刻な顔をしてないと、「あ、そんなに心配することじゃないのかも」って思えるんです

肩の力が抜けた親の一言に、思わず和んだという就活生もいます。

肩の力が抜ける、親の一言

「結婚したいと思える社員が多い企業を選べ」という助言に、思わず「草(笑)」と反応しています。

偏差値や年収といった堅苦しい基準ではなく、独特の切り口で語る親の言葉に、子どもの緊張がふっとほどけたのが伝わってきます。

就活を深刻に語りすぎないことも、立派な応援の形なのです。

そもそも、あえて就活に触れず、いつも通り接してくれることが助かるという声もあります。

「飲も!」しか言われない安心感

就活の進捗には一切触れず、「飲も!」と誘うだけ。

一見そっけないようですが、「あなたの就活を心配しすぎていないよ」「大丈夫だと思っているよ」というメッセージでもあります。

親が普段通りでいてくれること自体が、根拠のない「大丈夫」を伝えているのです。

編集部
佐藤
編集部 佐藤

親がどっしり構えているだけで、子どもは「なんとかなるか」と思えるものです

親が不安そうにしていると、その不安は子どもにも伝染します。

逆に、根拠がなくても「あなたなら大丈夫」「なんとかなる」と信じて、いつも通りでいてくれる。

それだけで、子どもは安心して前を向けるのです。

根拠がなくても、信じて伝えたい一言

・あなたなら大丈夫だよ
・なんとかなるから、心配しないで
・あなたが選ぶ道なら、間違いないよ
・のんびりいこう、ごはん食べに行こうか
・どんな結果でも、うちは大丈夫だからね

まとめ: 応援メッセージは味方でいることが重要

就活生への応援メッセージ アイキャッチ画像

さて、いかがでしたでしょうか。

ここまで、就活中の子供に向けた親のメッセージの良い例・悪い例を紹介しました。

実際の就活生の心の本音に耳を傾けることで、どんなメッセージを貰えば嬉しいのか、が分かりますよね。

親子の関係上、絶対的な正解はありませんが、お子さんがポジティブになるようなメッセージを送りましょう。

編集部
佐藤
編集部 佐藤

完璧な言葉を探さなくて大丈夫です

「味方だよ」と伝わることが、何よりの応援になります

それでは最後に、ここまでの要約をまとめて終了とします。

本ページの要約まとめ

・メッセージは「短く・重すぎない」が基本
・❌ 進捗の確認、企業の指定、誰かとの比較はNG
・頑張れや過度な期待は、すでに頑張っている子供を追い詰める
・食事や金銭面の「行動」の支えが助かる
「ちゃんと味方でいる」のが一番のメッセージ

就活は、子どもにとって初めての大きな挑戦であり、孤独との戦いでもあります。

親が完璧なアドバイザーになる必要はありません。

どんな結果でも味方でいてくれる、その安心感こそが、子どもが前を向くための一番の支えになります。

就活生の親
就活生の親

気負わず、いつも通り味方でいてあげればいいんですね

少し気持ちが楽になりました

令和就活のリアルな悩みに関連した記事もありますので、お子さんが悩んでいる就活の本質を把握しておきたい親御さんは、気になるタイトルから読み進めてみてください。

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