既卒は人生終了?青学→既卒1年から大手内定した体験談!

既卒 人生終了 アイキャッチ.001

既卒の白鳥さん
既卒の白鳥さん

既卒=人生終了って本当?

人生終了の理由や実際の既卒体験談は?

本ページに辿り着いた方は、
・既卒=人生終了は本当?
・既卒は人生終了ではないと言われるが現実は?
・実際に既卒から大手就職した体験談は?

という疑問や不安をお持ちのことだと思います。

結論、
『既卒=人生終了』は50%正しくて、50%間違いです。

既卒が数年続くと正社員就職の難易度は上がりますが、正当な理由があれば既卒から大手内定を獲得できます。

そこで、最新の就活事情や就活塾の関連情報をまとめている「就活塾の羅針盤」を運営する私が、青学→既卒→大手警備会社に就職した人にインタビューをして体験談をまとめました。

まとめ

・「既卒=人生終了」は半分正しくて半分間違い
・既卒者の内定率は49.3%で、約2人に1人が内定を獲得している
・既卒1年の田中さんは、応募10社未満で3社から内定獲得
・新卒時と軸はほぼ変えず警備業界大手に就職
・既卒に強いUZUZなら、二人三脚で既卒就活ができる

編集部
編集部

既卒=人生終了は、2chやなんjで語られることも多いです

実際の体験談を調査した所、既卒就活の勝ち筋が明確に判明しました!

既卒で人生終了と感じている人は、東証プライム企業からスカウトが届くオファー型サイトを試してみたり、既卒や就職留年・就職浪人生向けの就活塾に相談してみたりするのがおすすめです。

就活塾の指導内容やカリキュラム詳細を知りたい人は、就活塾とは?メリット・デメリットを完全網羅を参考にしてみてください。

この記事の著者

中村 健人

リクルートグループRGFでの人材紹介を経て、株式会社クロスパスを設立。就活生との面談300名以上、就活塾40社以上を独自調査。

目次 表示

  1. 【結論】既卒は人生終了ではないが何もしなければ厳しい
  2. 既卒とは?第二新卒・フリーターとの違い
  3. 既卒は人生終了と感じてしまう5つの理由
  4. 既卒=人生終了はなんJ・2chの煽り?
  5. 【既卒の体験談】青学→1年既卒→大手内定を掴むまで
  6. 既卒体験談から学ぶ逆転就活でやるべき3つのこと
  7. 「既卒は人生終了」と感じた時の対応策
  8. 「なぜ既卒?」と聞かれたときの答え方
  9. 既卒の空白期間の伝え方【例文あり】
  10. 既卒からの就活でやってはいけない3つのこと
  11. 既卒は人生終了に関するよくある質問
  12. まとめ: 既卒は人生終了?青学→1年既卒→大手内定の体験談

【結論】既卒は人生終了ではないが何もしなければ厳しい

就活生白鳥さん
就活生白鳥さん

SNSを見ても、既卒は人生終了という声が多く…

もう手遅れですか、、、?

結論、既卒は人生終了ではありません。

ただし、何もしないまま時間だけが過ぎれば、厳しい状況になるのも事実です。

既卒は人生終了ではないが何もしなければ厳しい
人生終了ルートと逆転ルートの分かれ目

・既卒になった理由を自分の言葉で説明できるか
・週に数日でも外に出る予定があるか
・生活リズムが崩れていないか
・就活の状況を話せる相手がいるか
・今月中にやることが決まっているか

実際に既卒を経験した人に話を聞くと、ネット上の空気とはまるで違う実態が見えてきました。

当メディアが取材した田中さん(仮名)は、青山学院大学を2020年3月に卒業しています。

既卒の田中さんは4か月で3社から内定

・応募社数は10社未満、一次面接7社、最終面接5社
・内定は3社、就活期間は約4か月
・入社先は従業員7万人規模の大手企業
・現在は入社6年目、法人営業として勤務

田中さん
田中さん

人事の「既卒」への反応は、意外とあっさりしていました

既卒だから明らかに不利だと感じた場面は、ほとんどありませんでした

インタビューを通じて見えたのは、既卒かどうかより、既卒期間をどう過ごしたかで結果が決まるという印象でした。

なぜ既卒になったのかを自分で振り返り、次にどう動くかを決めた人は、既卒という肩書きに関係なく大手企業へ入社できています。

編集部
編集部

面接官が見ているのは、既卒になった事実そのものではありません

「その状況で何を考え、どう動いたか」を確かめています

既卒とは?第二新卒・フリーターとの違い

就活生白鳥さん
就活生白鳥さん

そもそも「既卒」とは?

第二新卒やフリーターとの違いは??

結論、「既卒は大学や大学院を卒業したあと、一度も正社員として就職していない人」のことです。

既卒の定義

新卒・既卒・第二新卒の違い

第二新卒やフリーターと混同されがちですが、それぞれ意味が違いますので順番に整理していきます。

既卒とは卒業後に正社員経験がない人

就活生白鳥さん
就活生白鳥さん

フリーターと既卒って、同じではないんですか…?

既卒とは、大学・大学院・短大・専門学校などを卒業したあと、正社員として働いた経験がない人を指す言葉です。

具体的には、次のような人が既卒にあたります。

既卒に該当する人の例

・卒業までに内定が出ず、就職しないまま卒業した人
・内定はあったが、内定辞退や入社しなかった人
・卒業後、アルバイトや派遣で働いている人
・公務員試験や資格取得を目指し、就職しなかった人

ポイントは「正社員として働いた経験があるかどうか」です。

編集部
編集部

アルバイトや派遣で働いていても、正社員経験がなければ既卒です

既卒と第二新卒・フリーターの違い

既卒と「第二新卒・フリーター」の違いは、正社員として働いた経験があるかどうかです。

既卒と第二新卒・フリーターの定義

既卒と第二新卒・フリーターの違いを図解
正社員経験意味
既卒なし卒業後、就職しないまま正社員経験がない
第二新卒あり新卒入社後3年以内に離職 or 転職活動をしている人
フリーターなしアルバイトやパートで生計を立てる
横にスクロールできます⇨

第二新卒は一度就職しているため、一般的に「基本的なビジネスマナーは身についている」と見られます。

一方で既卒とフリーターは、正社員経験がない点で共通しており、アルバイトで生活する既卒は「既卒でありフリーターでもある」状態になります。

既卒は卒業後3年以内が一般的

就活生白鳥さん
就活生白鳥さん

卒業後何年まで既卒扱いですか?

明確な期限はありませんが、就活市場では卒業後おおむね3年以内を既卒と扱うのが一般的です。

「3年」には根拠があります。

厚生労働省は「青少年雇用機会確保指針」で、企業に対して卒業後少なくとも3年間は既卒者も新卒枠で応募できるよう要請しているためです。

編集部
編集部

つまり、卒業後3年以内なら、既卒でも新卒枠に応募できるのが国の方針です

青少年雇用機会確保指針

青少年雇用機会確保指針
青少年雇用機会確保指針より引用

卒業後3年以内の既卒者について

・「卒業後少なくとも3年間」は新卒枠での応募受付を企業に要請
・前年度に新卒を募集した企業の内、約7割が既卒者の応募も受け付けている

厚生労働省「青少年雇用機会確保指針」より引用

ただし「3年以内なら必ず新卒扱いで採用される」わけではありません。

あくまで国が企業に応募の門戸を開くよう要請しているもので、実際の募集条件は企業ごとに異なります。

それでも卒業後3年以内は、既卒にとって選択肢が多く残されている期間だと考えて問題ありません。

編集部
編集部

あくまで国が方向性を出しているだけであり「民間企業への強制力」はありません

既卒は人生終了と感じてしまう5つの理由

就活生白鳥さん
就活生白鳥さん

『既卒はまだ大丈夫』と分かっていても、どうしても落ち込んでしまいます…

既卒になった人が「人生終わった」と感じてしまう理由は、以下の5つです。

編集部
編集部

落ち込む理由がはっきりすると、対処もしやすくなります

自分に当てはまるものを探しながら読んでみてください

同期が社会人として活躍する姿を見て焦る

就活生白鳥さん
就活生白鳥さん

同期のインスタ投稿を見るたびに、胸が苦しくなります…

既卒がいちばん苦しくなるのは、同期が社会で活躍していたり馴染んでいたりする姿を、何気なく目にしてしまった瞬間です。

焦りが強くなってしまう瞬間

・同窓会で「今どこ勤めてるの?」と聞かれたとき
・友人が初任給やボーナスの話で盛り上がっているとき
・親戚に近況を聞かれ、言葉に詰まったとき
・平日の昼間、街を歩く自分だけ浮いて見えたとき

Xには、同じ既卒の仲間が動き出す姿にも、心がざわつくという投稿も確認できました。

周りが就職して焦る

「焦れている人がすごい」と感じてしまうほど、動けない自分を責めてしまう状態です。

比較の相手が、新卒から既卒へと広がっていくのが既卒特有の苦しさと言えます。

編集部
編集部

同期が活躍している姿だけでなく、同じ境遇の既卒同士でも比べてしまいます…

あまりおすすめはしませんが、自分以上に苦しんでいる人の状況を覗いてみるのも方法の一つです。

「下には下がいるという安心感」が生まれます。

「NNT(無い内定)」で出てくるnoteやXは、ドロドロした本音があふれています。

就活生白鳥さん
就活生白鳥さん

NNT就活noteを読むことで、自分よりも酷い状況の人もいるんだ…って安心できる節もあります

本当は何も進展してないって分かってるんですけど…

書類選考の不採用が続き自信をなくす

就活生白鳥さん
就活生白鳥さん

「やっぱり既卒だからお見送りが多いんだ」と思ってしまいます…

既卒就活がつらいのは、不採用・お見送りが連続してしまうことも大きいですが、不採用理由が分からないのも自信をなくすポイントです。

落ちる理由はだいたいが「既卒だから」

理由が分からないと、自分でいちばん納得しやすい答えを埋めてしまいがちです。

既卒にとっての答えは「既卒だから」の一択になってしまいますよね。。。

編集部
編集部

既卒でお見送りが続いてしまうと、どうしても「就活はクソ」や「自分は社会不適合者」とネガティブな感情に陥ってしまいます…

お見送りばかりで心が病みそう

不採用の連続が、いつのまにか人格への評価にすり替わってしまう状態も多いです

経歴の空白期間が伸びるほど不安が大きくなる

就活生白鳥さん
就活生白鳥さん

何もしていない期間が長くなるほど、既卒就活がどうでもよくなってきました…

既卒が人生終了だと言われる最大の理由として、離職という空白期間が長引くことです。

卒業から1年、2年と過ぎるにつれ、感情も少しずつ変わっていきます。

2年強の空白期間はきつい

卒業年次が古くなるほど、焦りが虚無へと変わっていきます、、、

自分を「無職」と呼ぶところまで、言葉が削られていきます。

空白期間が伸びるほど起きること

・就活の話題そのものを避けるようになる
・面接で話せるエピソードが減っていく
・応募を先延ばしにして、さらに期間が伸びる
・焦りが消えて、諦めに近い感覚になる

編集部
編集部

既卒就活生を数百人見てきた私目線ですが、2年目までの既卒はギリセーフです

3年目は黄色ラインで、4年を過ぎるとかなり危うくなってしまいます

履歴書に何も記載できない空白期間の具体的な埋め方は、既卒はインターン参加できない?空白期間の埋め方や参加する裏技解説で紹介しています。

親や家族の「早く就職して」が重くのしかかる

就活生白鳥さん
就活生白鳥さん

「就活どう?」と聞かれるだけで、息が詰まります…

既卒のプレッシャーは、在学中は「まだ何とかなる」と思えていたものが、卒業後は逃げ場のない重さに変わります。

プレッシャーがえぐい

実家で暮らしていれば、家族と顔を合わせる回数も増えます。

悪気のない一言が、毎日積み重なっていきます。

家族の言葉が重くのしかかる場面

・毎日「就活どうなってる?」と聞かれる
・平日の昼間に、無言の視線を感じる
・親戚の集まりで進路を話題にされる
・「贅沢言わなければ決まるでしょ」と言われる
・学費を出してもらった負い目で、言い返せない

追い詰められた状態が続くと、心だけでなく体にも影響が出ます。

既卒プレッシャーで体調悪化している

眠れない、食欲がない、お腹を下すといった変化は、気の持ちようでは片づきません。

編集部
編集部

親の言葉の多くは、責めているのではなく心配からきています

ただ、受け取る側にはプレッシャーとしてしか届きません

現状を何も伝えないままだと、親の不安はさらに大きくなります。

「いつまでに何社受ける」と予定だけ共有しておくと、干渉は落ち着きやすくなります。

実際、就活で親がうざい・しんどいと感じている人は多いですよね。。。

「既卒は人生終了」というネット情報を鵜呑みにしてしまう

就活生白鳥さん
就活生白鳥さん

調べれば調べるほど、既卒の暗い情報しか出てきません…

SNS上に既卒のネガティブな情報が多いのは、既卒が悲惨だからではありません。

ネガティブな言葉ほど拡散されやすく、目に触れる回数が増えるからです。

心理学ではネガティビティ・バイアスと呼ばれ、同じ内容でも悪い知らせの方が記憶に残ります。

編集部
編集部

「既卒だけど普通に働いてます」という投稿は、バズりませんからね

目立たないだけで、実際にはたくさんいます

ここまで、「既卒は人生終了」と感じてしまう5つの理由を深ぼって見てきました。

既卒=人生終了はなんJ・2chの煽り?

既卒は正社員無理
一生派遣
人生終了


など、なんJや2chには心が折れそうな言葉ばかりあります。

なんJの既卒スレッド

なんJの既卒 人生終了スレッドwebp
なんJより引用
就活生白鳥さん
就活生白鳥さん

なんJの煽りは本当?

結論から言うと、データを見れば「人生終了」は言い過ぎだと分かります。

なんJ・2chで語られる「既卒=人生終了」の実態

なんJや2chでは、既卒を煽る書き込みが定番になっています。

代表的な声を見ていきましょう。

掲示板でよく見る既卒の煽り

・既卒はどこも正社員で採らない
・新卒カードを失った時点で終わり
・書類選考で全部落ちる
・結局一生フリーターか派遣

匿名の掲示板では、極端な言葉ほど目立って残ります。

一番うまくいかなかった人の声が、拡散されているだけとも言えます。

就活生白鳥さん
就活生白鳥さん

深夜に見ると、全部自分のことみたいで落ち込みます…

「正社員無理」は誤りで既卒内定率49.3%

「既卒は正社員無理」は、データではっきり否定できます。

2024年のマイナビ調査では、既卒の内定率は49.3%でした。

既卒の白鳥さん
既卒の白鳥さん

既卒者の約半分が内定を獲得できているんですね

既卒者の内定保有率は49.3%

既卒者の約半分は内定を獲得しているマイナビの調査結果
マイナビ「2024年度 既卒者の就職活動に関する調査」より引用

ただし、49.3%という数字を鵜呑みにするのも危険です。

分母はマイナビに登録して就職活動を続けている既卒者235名であり、就職活動をやめてしまった既卒者は最初から含まれていないからです。

編集部
編集部

既卒が新卒より不利であるのは事実です

ただ「無理」ではなく「動けばチャンスはある」が正しい理解です

掲示板の声は、話半分で受け止めて問題ありません。

【既卒の体験談】青学→1年既卒→大手内定を掴むまで

田中さん
田中さん

新卒で5社から内定をもらっていましたが、卒業前に坐骨神経痛で手術・入院が必要になり、内定辞退しました

約1年弱の既卒期間を経て、従業員7万人規模の会社に就職できました

田中さん(仮名)は、青山学院大学の経済学部を2020年3月に卒業されています。

新卒の就職活動では5社から内定を獲得していましたが、大学4年の冬に坐骨神経痛が発覚し、入院と手術が必要になったため、内定を辞退されました。

公式サイトや就活メディアには載っていない

・既卒になった経緯と当時の心境
・派遣で働いた既卒期間のリアル
・既卒就活で意識した3つの工夫


を赤裸々に語って頂きました。

田中さん(仮名)

焦る就活生(男性)

・2020年3月に青山学院大学の経済学部を卒業
・新卒就活では5社から内定を獲得
・大学4年の冬に坐骨神経痛が発覚し、内定を辞退
・既卒期間は約1年で、うち半年は派遣社員として勤務
・既卒就活で3社から内定を獲得し、警備関連の大手企業へ入社
・現在は入社6年目、法人営業として勤務

編集部
編集部

結果的に、既卒就活で3社から内定を獲得され、警備業界の大手企業に就職されていました

田中さんの既卒就活の結果

内定社数:3社
最終面接数:5社
一次面接数:7社
応募社数:10社未満
就活期間:約4か月(6月に情報収集を開始し10月に内定)

先に正直にお伝えしておくと、田中さんは既卒の中でも条件に恵まれていた方です。

学歴はMARCHと明確な上位層であり、新卒で内定を持っていましたし、既卒になった理由も病気という不可抗力でした。

それでも、既卒期間の過ごし方や選考での伝え方には、学歴や事情に関係なく真似できる部分が多くあります。

編集部
編集部

「自分とは前提が違う」で終わらせず、動き方だけを盗んでもらえればと思います

実際に田中さんにZoomでお話を伺いました。

既卒から大手警備会社に就職した田中さんのインタビュー時の様子

クラウドソーシングによる体験談募集

・募集期間:2026年8月16日〜8月31日
・調査対象:卒業後に既卒として就職活動を行った方
・回答数:9件(内、有効回答数3件)
・質問形式:全9項目の自由記述型アンケート
・オンラインによる面談 約45分

新卒では警備業界の大手2社から内定獲得

編集部
編集部

まずは、新卒時の就活から詳しく教えてください

田中さん
田中さん

新卒就活は、業界を絞らずに活動していました

特別な資格やスキルがあったわけではないため、志望する職種は営業や総務が中心になっていきました


気になる企業にはインターンシップにも足を運び、結果として5社から内定を獲得されています。

最終的に迷ったのは、警備業界でトップシェアを争う2社でした。

大学のゼミで防犯・防災の活動をしていて、他大学とのインゼミなどにも参加していました

もともと関心のある業界だったので、勤務先や業務内容を比べて決めようとしていました

新卒就活で内定5社を獲得するまで

・業界は絞らず活動し、志望職種は営業・総務が中心
・大学の校内説明会と学内の選考対策を活用
・ゼミの防犯・防災活動をきっかけに警備業界へ関心
・内定5社を獲得し、警備業界の大手2社で迷っていた

編集部
編集部

既卒は就活に失敗した人ばかりと思われがちですが、田中さんのように内定を持っていた人も多くいます

青学を初めとしたMARCHや関関同立といった有名私立大学の就活生にインタビューした記事は、他にもありますので、参考にしてみてください。

▶︎青学GPA1.7から逆転内定した体験談
▶︎GMARCHから外資系コンサルファームへ内定(25卒)
▶︎22卒の関関同立から大手IT企業の内定体験談

坐骨神経痛で大学4年の冬に内定辞退|コロナ禍で卒業

5社の内定状態から既卒になった経緯を教えてください

田中さん
田中さん

内定を辞退した理由は、坐骨神経痛による入院・手術が必要になったからです

当時は、普通に歩くこともあまりできませんでした…

時期としては、大学4年の秋から冬に掛けてで、卒業する直前でした。。。

大変な状態だったんですね…

坐骨神経痛の発症原因は何だったんですか?

原因は生活習慣なども含めた複合的なものでした

医師からは手術すれば治ると説明を受けていたので、断腸の思いで内定を辞退しました

主治医からは「最大でも半年ほどで完治が目指せる」と伝えられており、田中さんはまず治療に専念する道を選ばれました。

大学卒業時に「内定が無い」という状態は、かなり不安でしたよね…

同期との差がついてしまう不安はありました

ただ、1年程度ならまだ取り戻せると思っていたので、気持ちは折れていませんでした

大学卒業時に内定が無い人を「NNT(無い内定)」と言うネット用語もあります。

無い内定経験者3名へのインタビューをまとめた記事もありますので、リアルを確認したい人は覗いてみてください。

私が卒業したのは、2020年3月というコロナ渦真っ最中の年でした

コロナ渦で社会全体が停滞していた事もありましたが、まずは治療に専念するという気持ちが大きくなったことを覚えています

ここまで、田中さんが既卒になった経緯を改めて振り返ります

田中さんが既卒になるまでの流れ

・大学4年の春〜夏:5社から内定を獲得
・大学4年の秋〜冬:坐骨神経痛が発覚し、入院と手術が必要に
・内定先へ事情を伝えて内定を辞退
・2020年3月:治療を続けながらコロナ禍で卒業

卒業後、田中さんは治療と並行しながら既卒就活の準備を進めていきます。

手術とリハビリを経て、派遣で働きながら既卒就活準備

卒業してからは、どう過ごされていましたか?

田中さん
田中さん

卒業して5月ごろには無事手術も終わり、経過観察に入っていました

治療とリハビリを続けながら、既卒就活の準備を進めました

手術と入院は、約2ヶ月前後で無事終わったんですね

就活以外には何かされていましたか?

田中さん
田中さん

せっかく時間があったので、多少でも社会経験を積みたいと思って派遣社員として働きました

工場やビラ配りなど、いろいろな現場を経験できましたね

特定の現場に固定されず、複数の職場を渡り歩く働き方を選んでいます。

収入は月10万円ほどで、実家暮らしだったため生活に困ることはありませんでした。

一方で、金銭面以外の部分で気持ちが揺れる場面もあったそうです。

周りは毎月20万円ほどもらっていて、人によってはボーナスも出ていました

焦りが少しずつ強くなっていったのは、正直否めません

「今は耐え時だ」と自分に言い聞かせながら、派遣の仕事をこなしつつ就職活動の準備を進めていきます。

週3〜4日という働き方を選んだのには、生活リズムを崩さないという狙いもありました。

週3〜4日で働いていたので、昼夜逆転の生活にならずに済みました

そういう意味でも、派遣の仕事はやっておいて良かったです

派遣で週3〜4日、月収10万円の既卒期間

・約半年間、工場やビラ配りなどを経験
・実家暮らしのため生活費の不安は小さかった
・周囲との収入差から焦りが強まった
・週3〜4日のペースで昼夜逆転を防いだ

既卒期間に生活リズムが崩れると、就活を再開する体力そのものがなくなります

週3〜4日でも働き続けたのは、とても良い判断だったんですね

既卒1年目の夏に本格再開し、10月に大手内定獲得

既卒就活の準備を進められていたと聞きましたが、本格的に開始したのはいつ頃ですか?

田中さん
田中さん

既卒就活を本格的に開始したのは、既卒1年目の夏頃です

6月ごろに情報収集を始め、10月に内定を獲得し、12月初旬に入社という流れでした

5月末から6月にかけて、リハビリを続けながら既卒就活に強い「マイナビエージェント」を使っていたとのことです。

新卒時は、オープンチャットや大学の就職説明会など情報量は多いですが、既卒になると極端に情報が少なくなります

既卒専門エージェントを使えば、二人三脚で進めることができます

田中さん
田中さん

私が使ったのはマイナビエージェント1社だけです

複数登録すると連絡が埋もれますし、何人もの担当者とやり取りするのが得意ではなかったのも理由です

既卒エージェントとの就職活動はどうでしたか?

意外にも順調に進んだのを覚えています

担当者から「1年程度であればあまり問題ない」と言ってもらえたのは、本当に心強かったですね

既卒就活の「軸」は何にしていましたか?

既卒就活の軸は、新卒の時とほとんど変えていません

・警備関連業界
・営業職
・勤務地
・業務内容

などの軸で探していました

警備業界の中だと、新卒時に受けていた会社と被りませんでしたか?

警備業界はそこまで沢山の会社がある訳では無いので、被る企業も一部ありましたが、特に気にすることなく応募していました

企業側も、年間数百人の就活生を見ているので、そこまで覚えている様子ではありませんでしたね

大手企業になればなるほど、そこまで覚えてなさそうですよね

「既卒」に対する面接官の反応はどうでしたか?

田中さん
田中さん

人事の方の反応は、意外とあっさりしていました

既卒だから明らかに不利だと感じた場面は、ほとんどなかったです

田中さんの既卒就活を時系列で振り返ります。

既卒就活のスケジュール

既卒就活のスケジュール例:6月に再開して10月に内定、12月に入社

・5月末〜6月:体調が回復し、エージェントに登録して情報収集
・使ったのはマイナビエージェント1社のみ
・就活の軸は新卒時と同じ(警備関連業界/法人営業/勤務地)
・中途採用枠で応募し、10月に内定を獲得
・12月初旬に入社

最終的にどんな企業を選びましたか?

田中さん
田中さん

従業員数7万人規模の警備関連企業でした

警備業界の中では「大手」です

既卒就活で、無事大手内定を獲得されたんですね!

最終的に選んだ理由は何でしたか?

防犯防災だけでなく、いろいろな事業領域を持っていて、お客様を包括的に支援できる点が決め手でした

あとやはり、規模の大きな大手企業だったことも理由の一つです

入社6年目、いま既卒就活を振り返って思うこと

入社したあとも、既卒だったことを引きずったりしませんでしたか?

田中さんは2026年現在、入社6年目の法人営業として働いています。

既卒期間に対する後悔はないと語っていました。

田中さん
田中さん

営業職として6年目になりますが、やりがいを持って続けられています

分け隔てなく話せる社風で、同年代の営業も3名ほどいるので人間関係も良好です

入社後も無事活躍されていることで何よりです!

既卒期間を振り返っての感想などありますか?

だらけて休むこともなく、当時の自分にできる最善は尽くせたと思っています

周りと比べて焦る気持ちも、逆に原動力になっていました

入社6年目で振り返って感じること

・営業職にやりがいを持って働けている
・入社後に既卒の経歴が問題になった場面はない
・既卒期間に心が折れなかったことが一番良かった
・周囲への焦りは原動力にもなっていた

既卒期間は、あとから振り返れば人生のうちの1年です

渦中にいると終わりが見えませんが、抜け出した人はみな同じことを言います

ここからは、田中さんの既卒就活体験を踏まえて、既卒からの逆転するために何をすべきかを整理していきます。

既卒体験談から学ぶ逆転就活でやるべき3つのこと

就活生白鳥さん
就活生白鳥さん

田中さんの話は参考になりましたが、自分とは前提が違う気もします…

内定を持っていた人と、無い内定で卒業した自分とでは、スタート地点が違いませんか?

田中さんが既卒期間にやっていたことは、特別な才能や運を必要とするものではありません。

取材した内容を、既卒就活で成果につながった行動という切り口で3つに整理しました。

既卒になった理由が病気でも、就活の失敗でも、企業が見ているポイントは変わりません

既卒になった理由は隠さず正直に伝える

就活生白鳥さん
就活生白鳥さん

既卒になった理由次第で落とされませんか…?

既卒になった理由は、隠さず正直に伝えるのが正解です。

ただし、正直に話すだけでは足りません。

正直に伝える+面接官が不安に思う内容も先回りして伝える、のが大切です

田中さん
田中さん

病気の話をすれば「今も体調が悪いのでは」と心配されるだろうな、と予想はついていました

なので、現在はまったく問題ないことを必ずセットで伝えるようにしていました

既卒理由をどう飾るかではなく、面接官の懸念をどう消すかが勝負どころになります。

嘘や誤魔化しは、深掘りされた瞬間に必ず崩れます

面接官は何百人と面接しているので、話が繋がっていない学生はすぐにバレてしまいます

就活生白鳥さん
就活生白鳥さん

例えば、どんな深掘りが想定されますかね…?

用意しておくべき想定問答は、既卒理由によって変わります。

既卒理由を伝えたとき、面接官が何を不安に思うかを書き出すところから始めましょう。

既卒理由面接官が抱く懸念先に用意する答え
病気・ケガ・入社後も休まないか
・今も治療中ではないか
・完治した時期
・現在は勤務に支障がないこと
内定が取れなかった・同じ失敗を繰り返さないか
・原因を分かっているか
・うまくいかなかった原因の分析
・その後に変えた行動
内定辞退・入社辞退・うちも辞退されないか
・判断が甘くないか
・辞退に至った具体的な理由
・志望先を選ぶ基準が定まったこと
公務員試験・資格の勉強・民間は滑り止めではないか
・また方向転換しないか
・民間へ切り替えた理由
・勉強で得た力と仕事の接点
横にスクロールできます⇨

懸念を書き出したら、次は深掘り質問への備えです。

面接官は最初の回答で終わらせず、必ずもう一段階踏み込んで聞いてきます。

既卒理由から深掘りされる質問

・既卒期間中は何をしていましたか
・なぜもっと早く動かなかったのですか
・同じ状況になったら、次はどうしますか
・新卒のときと何を変えましたか
・卒業後に後悔していることはありますか

深掘り質問への答えも事前に用意しておけば、想定外の角度から聞かれても、話の軸がぶれません。

田中さんも、正直に伝えたうえで面接官の反応は落ち着いていたと振り返っています。

田中さん
田中さん

先に答えを用意していたので、詰められても慌てずに済みました

隠そうとすると、逆に突っ込まれて苦しくなると思います

正直に伝えることと、準備なしで話すことは別物です

空白期間も派遣やアルバイトで社会との接点を持つ

就活生白鳥さん
就活生白鳥さん

就活に集中するなら、働かずに全部の時間を使った方がいいんじゃないですか?

田中さんは週3〜4日派遣で働くというペースで、既卒就活とのバランスを意識されていました。

田中さん
田中さん

週3〜4日で働いていたので、昼夜逆転の生活にならずに済みました

ダラけずに生活できたのは、派遣の仕事のお陰です

決まった時間に家を出る用事があるだけで、生活は崩れにくくなります。

一度昼夜逆転すると、面接の時間に頭が働かなくなります

半年から1年ほど何もしないニート生活から、いきなり週5日のフルタイム勤務へ切り替えるのは、体力的にも精神的にもきついものがあります。

週3〜4日でも働いていれば、ギャップを埋めながら入社日を迎えられます。

さらに、少額でも収入があること自体が、気持ちの余裕を生みます。

田中さん
田中さん

実家暮らしだったので生活には困りませんでしたが、月10万円ほどでも収入があるのは大きかったです

実家暮らしで生活費に困らない人ほど、働かない選択をしがちです。

ただ、親のお金だけで暮らしている状態は、本人が思う以上に精神をすり減らします。

自分で稼いだお金があるだけで、家族に対する後ろめたさが減り、就活に向き合う気力も保ちやすくなります。

既卒期間に週3〜4日働く4つのメリット

・外出する用事ができ、昼夜逆転を防げる
・フルタイム勤務への反動を小さくできる
・少額でも収入があり、気持ちに余裕が生まれる
・面接で「空白期間に何をしていたか」を話せる

既卒に強いエージェントや同じような先輩にも相談する

田中さんはマイナビエージェントに絞って成功されています。

ただし田中さん自身も、複数の担当者とやり取りするのが得意ではないという理由で選んだ方法だと語っていました。

田中さん
田中さん

担当の方に恵まれた部分は大きかったと思います

エージェントは担当者との相性次第です。

最初に2〜3社へ登録して面談を受け、話しやすいと感じた担当者に絞っていくのが、遠回りに見えて一番早い進め方です。

合わない担当者に当たったまま数か月を使うのが、既卒就活で一番もったいないパターンです

登録も面談も無料なので、比べること自体にリスクはありません

既卒が使えるエージェントは、大きく2種類に分かれます。

田中さんが使ったマイナビエージェントのような総合型と、既卒や第二新卒だけを専門に扱う特化型です。

「人生終了」と感じるほど不安が強い状態の人には、UZUZをおすすめします。

キャリアアドバイザーが全員、就活での挫折や短期離職を経験した人だからです。

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エージェント以外の相談先も持っておくと視野が広がります

既卒を経験した社会人と繋がれるマッチャーを使えば、SNSやネットに出回らないリアルな情報を貰えます

既卒経験者が見つかるマッチャー

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「既卒は人生終了」と感じた時の対応策

就活生白鳥さん
就活生白鳥さん

それでも「既卒は人生終了」と感じた時の対策は?

既卒就活を進めていると、ふとした瞬間に「もう終わりかもしれない」と感じることがあります。

場面ごとに対処法を知っておけば、必要以上に自分を追い込まずに済みます。

人生の勝ち組ルートから外れてしまったと感じた

既卒がいちばん苦しくなるのは、書類に落ちた瞬間ではありません。

働いている同期の姿を、何気なく目にしてしまった瞬間です。

「勝ち組から外れた」と感じてしまう瞬間

・スーツ姿の同期がSNSに上げた初出社の投稿を見たとき
・同窓会で「今どこ勤めてるの?」と聞かれたとき
・友人が初任給やボーナスの話で盛り上がっているとき
・親戚に近況を聞かれ、言葉に詰まったとき
・平日の昼間、街を歩く自分だけ浮いて見えたとき

就活生白鳥さん
就活生白鳥さん

SNSを閉じても、しばらく動けなくなります…

SNSに流れてくるのは、初出社や配属先の報告といった良い知らせだけです。

勝ち組ルートから外れたと感じても、挽回できる現実的な選択肢は9個あります。

内定もらえない人の現実的な9つの選択肢


内定もらえない=最悪の末路は大嘘で、9つの選択肢と解決策をまとめています。

既卒就活で大手企業から連続でお見送りにされた

お見送りが続く理由は、実力不足だけではありません。

既卒は、応募する枠によって比べられる相手が変わるからです。

年齢・既卒年数で変わる選考の現実

・22歳/既卒1年目
→ 新卒枠で戦える。一学年下の学生と横並びで比較される

・23歳/既卒2年目
→ 新卒枠はまだ可能。空白期間の説明を求められ始める

・24歳/既卒3年目・職歴なし
→ 新卒枠では2学年下の学生、中途枠では社会人2年目の第二新卒と比較される

・25歳以降/既卒4年目
→ 新卒枠の対象外が増え、経験者との比較が中心になる

就活生白鳥さん
就活生白鳥さん

どっちの枠で出しても、勝ち目がない気がします…

お見送りが続くのは、勝てない土俵で戦っているサインでもあります。

既卒を新卒扱いする業界別企業一覧で、狙うべき穴場企業の見つけ方を紹介しています。

既卒から応募できる企業が少ないと感じた

既卒の白鳥さん
既卒の白鳥さん

求人サイトを見ても、応募できる会社が全然見つかりません…

応募できる企業が見つからないのは、既卒を受け入れる会社が少ないからではありません。

受け入れている企業が、そもそも「既卒可」を公表していないからです。

マイナビの調査では、既卒を受け入れている企業のうち、自社の採用サイトに既卒可を明示していない企業が半数を超えていました。

既卒可を自社サイトに記載しない企業が半数超

既卒者の受け入れを明示していない企業が多い
マイナビ「既卒就活の変遷」より引用
既卒の白鳥さん
既卒の白鳥さん

「既卒採用」を明示している企業は少ないんですね…

なぜですか?

企業側として「既卒を受け入れている=優秀な新卒を採用できない会社」と見られることを恐れているんだと推測できます

デメリットはあってもメリットはあまりありません

バイトやフリーター・派遣でいいやと諦めかけた

既卒の白鳥さん
既卒の白鳥さん

もう就活やめて、バイトで生きていこうかなって思います…

バイトや派遣で働くこと自体は、まったく悪くありません。

問題になるのは、就職活動をやめてしまうかどうかです。

働きながら就活するのは、むしろ推奨されます

危ないのは「就活の予定がゼロになった状態」です

非正規・アルバイトの時間が経つと、正社員への就職は難しくなります。

また、正社員とアルバイトの給与差は歴然です。

正社員とフリーターの平均月給比較

正社員の月給フリーターの月給
20歳〜24歳228,700円194,800円
25歳〜29歳263,600円216,400円
30歳〜34歳294,100円221,400円
35歳〜39歳327,000円220,500円
40歳〜44歳354,600円220,600円
45歳〜49歳374,500円217,700円
50歳〜54歳394,300円222,200円
55歳〜59歳404,800円221,700円
横にスクロールできます ⇨

30代以降に、正社員とフリーターの月給は大きな差が生まれてきますね…!!

取材した田中さんは、週3〜4日の派遣に絞って働いていました。

収入は月10万円ほどでしたが、生活リズムを保ちながら就活の準備を進められたと話しています。

諦めかけたときに決めておくこと

・シフトは週3〜4日に抑え、就活の時間を確保する
・「いつまでに何社受ける」と期限を数字で決める
・昼夜逆転する働き方は選ばない
・働いた経験を面接で話せるよう記録しておく

フルタイムで働き始めると、就活の時間が消えます

あえてシフトを抑えるのが、逆転するための現実的な選択です

就活をやめてバイト中心の生活に移った先で、何が起きるのかも知っておきましょう。

実際の失敗パターンと逆転法は内定無いまま卒業→ハロワで探すもことごとく落ちる→もうバイトでいいや→の末路と逆転法で解説しています。

「なぜ既卒?」と聞かれたときの答え方

既卒の白鳥さん
既卒の白鳥さん

「なぜ既卒に?」と聞かれるのが、いちばん怖いです…

正直に話すと落とされませんか?

結論、既卒理由は隠さず正直に伝えたうえで、面接官の懸念を先回りして消すのが正解です。

既卒の面接では、既卒理由がほぼ確実に聞かれます。

在学中の内定状況を見る企業は35.8%にとどまります

新卒で失敗したこと自体より、その後どう動いたかを見られています

「なぜ既卒?」の答え方

・「既卒理由」は本心から正直に話すのが鉄則
・既卒期間の反省や学んだ変化を答えるのがおすすめ
・就活失敗・病気・やりたいこと探しなど理由別の回答例

それぞれを詳しく見ていきましょう。

「既卒理由」は本心から正直に話すのが鉄則

既卒の白鳥さん
既卒の白鳥さん

本当の理由を言うと、印象が悪くなりませんか…?

既卒理由は、隠さず正直に話すのが鉄則です。

面接官は年間で数百人から数千人と向き合う採用のプロです。

社会人経験の少ない人の嘘を見破る力は、かなりあるんですよね。。。

嘘そのものより、嘘をついた事実で信用を失います

深掘りに耐えられる話は、本当にあったことだけです

とはいえ、正直に話すことと、ただ事実を並べることは違います。

大切なのは、面接官が不安に感じる点を先回りして打ち消すことです。

実際に既卒から大手内定を掴んだ田中さんも、坐骨神経痛で内定を辞退した経緯をそのまま説明していました。

田中さんが選考で意識した3つのこと

・既卒になった理由を素直に伝える
・もう健康上の問題はないことを伝える
・既卒期間に行っていたことと考えていたことを伝える

田中さん
田中さん

「今も体調が悪いのでは」と心配されるだろうなと予想はついていました

現在はまったく問題ないことを必ずセットで伝えていましたね

隠すのではなく、懸念を先に消したことが評価につながりました。

不安に思われる点は、だいたい予想できます

先に自分から潰しておくのが一番効きます

既卒期間の反省や学んだ変化を答えるのがおすすめ

既卒の白鳥さん
既卒の白鳥さん

正直に話すと、ただの言い訳になってしまいそうです…

既卒理由は、事実を伝えるだけでは足りません。

面接官が本当に知りたいのは、既卒経験から何を学び、どう変わったかです。

既卒理由を伝える4ステップ

ステップ話す内容配分
① 事実何があったかを短く、正直に言う2割
② 反省何が足りなかったのかを自分の言葉で認める2割
③ 変化卒業後に何を考え、何を行動に移したか3割
④ 今だからこそ、この会社で何をしたいのか3割
横にスクロールできます⇨

①②を長く話すと、ただの言い訳に聞こえます

反省はさらっと認めて、変化と今の意欲に時間を使いましょう

特に評価されるのが、③の「変化」を働く価値観の変化として語れるかどうかです。

資格を取ったといった分かりやすい成果がなくても、考え方が変わった過程を時系列で話せれば十分伝わります。

既卒期間で価値観が変わっていく流れ

卒業直後(1〜2か月目)
働く実感がないまま、知名度や給与だけで会社を選んでいたと気づく

アルバイトや派遣を始めた頃(3〜4か月目)
現場で働く中で、何のために働くかを考える

就活を再開した頃(5〜6か月目)
働く理由が「内定を取ること」から「長く貢献できること」に変わる

選考が進んだ頃(7か月目以降)
5年後10年後にどうなりたいかを言葉にできるようになる

新卒のときは「内定を取ること」がゴールになりがちです。

既卒期間を経た人は、働くことを一度現実として体験しているため、キャリアの考え方に深みが出ます。

田中さん
田中さん

工場やビラ配りなど、いろいろな現場を見たことで働くことへの意欲が戻りました

派遣での経験があったから、面接でも自分の言葉で話せたと思います

同じ空白期間でも、行動と意図をセットで語れるかどうかが分かれ目になります。

反省と変化をセットで語れると、既卒理由はマイナスからプラスに転じますね。

就活失敗・病気・やりたいこと探しなど理由別の回答例

既卒の白鳥さん
既卒の白鳥さん

自分のケースだと、どう答えればいいんでしょう…?

代表的な4つの既卒理由ごとに回答例を紹介します。

いずれも「事実 → 反省 → 変化 → 今」の型に話すのがおすすめです。

① 就活に失敗して既卒になった場合

回答例

「学生時代は大手ばかりに絞って応募し、業界研究も浅いまま選考に臨んでいました。結果として内定を得られず卒業しましたが、原因は自分の準備不足だったと反省しています。卒業後は業界を広げて研究し直し、御社の◯◯という事業に強く惹かれました。今度は納得した企業で長く働きたいと考えています」

失敗を認めつつ、原因の分析と改善行動をセットで語るのがポイントです。

「運が悪かった」「コロナのせい」と他責にすると、成長のない人だと見られます。

② 病気・ケガで既卒になった場合

回答例

「内定をいただいた後に体調を崩し、手術と療養が必要になったため、やむなく内定を辞退しました。現在は完治しており、業務に支障はありません。療養後は社会と接点を持ちたくて派遣で複数の現場を経験し、働くことへの意欲を取り戻しました。健康管理の大切さも身をもって学んでいます」

病気は面接官が最も不安を持つ理由なので、「今は問題ない」を必ず明言します。

実際に既卒から大手内定した田中さんも、完治済みであることを強調して伝えていました。

「再発の可能性は低い」と医師に言われている旨を添えると安心されます

③ やりたいことを探していた場合

回答例

「学生時代は本当にやりたいことが定まらず、納得のいく就職先を決められないまま卒業しました。卒業後はアルバイトで働きながら業界研究やインターンに参加し、自分が◯◯の分野に貢献したいと気づきました。回り道はしましたが、その分いまは志望が明確です」

「やりたいことが分からなかった」で終わらせないのがコツです。

卒業後の行動を通じて答えを見つけた、という流れにすると説得力が出ます。

④ 資格取得・公務員試験を目指していた場合

回答例

「卒業後は公務員試験に専念していましたが、勉強を進める中で、民間企業で成果を出しながら働きたいという思いが強くなりました。目標を切り替えるのが遅くなった点は反省していますが、試験勉強で培った継続力は、御社の業務でも活かせると考えています」

方向転換の理由を、逃げではなく前向きな選択として語ります。

試験勉強で得た継続力や専門知識を、仕事にどう活かすかまで結びつけます。

既卒の白鳥さん
既卒の白鳥さん

どの理由でも、最後は前向きに締めるのが共通なんですね

4つに共通するのは、事実を認めた上で「今どう変わったか」で締めることです。

既卒の空白期間の伝え方【例文あり】

既卒の白鳥さん
既卒の白鳥さん

空白期間、正直に言うと何もしてなくて…

既卒理由と並んで必ず聞かれるのが「空白期間に何をしていたか」です。

面接官は「既卒」という事実以上に、既卒期間を通じて本人がどう変化したか?を見ています

空白期間は「事実+内省」を伝えるのが良い

空白期間は「事実 + 内省」の2点セットで伝えるのが基本です。

やったことを述べるだけでなく、そこから何を感じ、何に気づいたかまで添えます。

空白期間を伝える2つの要素

・事実:その期間に実際に何をしていたか
・内省:そこから何を学び、どう次に活かすか

事実だけだと「ただ時間が過ぎた」印象で終わります。

内省を添えることで、同じ経験が学びのある時間に変わります。

同じ「派遣で働いた」でも、内省の一言で印象が変わります

自分自身の気づきを言葉にできればOKです

好反応がもらえるケース別の空白期間の伝え方

既卒の白鳥さん
既卒の白鳥さん

自分の過ごし方だと、どう言えばいいのか知りたいです

過ごし方別に、そのまま使える例文を紹介します。

いずれも「事実 + 内省」の型に沿っています。

アルバイト・派遣で働いていた場合

例

・社会との接点を持つために、派遣現場を経験しました
・初めての環境でも一つずつ丁寧に仕事を覚える姿勢が身につきました
・派遣経験から働くことへの意欲が付いた

仕事に対して前向きな考えを持つだけでも、既卒だと高く評価されることがあります!

仕事から得た学びを一言添えると、より前向きに伝わりますよね。

療養・資格の勉強をしていた場合

例(療養)

・体調を崩し、治療に専念していた
・現在は完治して、業務に支障はありません
・長く働き続けたいと考えるようになった

例(資格の勉強)

・資格取得を目指して勉強していた
・合格はできなかったが計画力と継続力が身についた
・目標から逆算する習慣は、仕事に活かせる

資格が取れていなくても、継続力や計画性に言い換えればマイナスにはなりません!

療養の場合は「今は問題ない」を必ず添えて、面接官の不安を先に消しておきましょう。

特に何もできていなかった場合

例

・就活がうまくいかず、気持ちの整理がつかなかった
・考え直し、業界研究をやり直した
・今は就職に本気で向き合えています

嘘の武勇伝を作るより、今動いている事実を伝える方が何倍も響きます!

無理に立派なエピソードを作る必要はありませんよね。

空白期間の埋め方や、インターンを使って経歴を補う方法は既卒はインターン参加できない?空白期間の埋め方や参加する裏技解説で詳しく紹介しています。

既卒からの就活でやってはいけない3つのこと

田中さん
田中さん

既卒就活はやり方を間違えると、状況が悪化してしまうので注意が必要です

既卒就活で人生終了になってしまわないために、既卒就活のNGを洗い出しました。

既卒就活のNG行動3選

・焦って内定が出たブラック企業に即決する
・一人で抱え込んで既卒就活が自暴自棄になる
・既卒就活を諦めてフリーターや派遣生活を始める

1つずつ、なぜ危険なのかを見ていきましょう。

焦って内定が出たブラック企業に即決する

既卒就活で最も多い失敗が、焦りから内定を即決してしまうことです。

早く空白期間を終わらせたい気持ちが、冷静な判断を奪います。

Yahoo知恵袋には、焦って入社した結果を後悔する声が複数寄せられていました。

焦って就職先を決めて後悔した相談

無職期間が半年に及び、焦っていたときに内定をもらい「もうここでいいや」と入社。未経験の職種を選んだことを間違いだったと感じ、働きながら毎日後悔しているという相談が寄せられていました。

出典:Yahoo!知恵袋
相談はこちら

既卒の白鳥さん
既卒の白鳥さん

内定が出たら、つい飛びついてしまいそうです…

26歳の大卒フリーターからは、唯一内定が出た会社がブラック企業ではないかと悩む相談も上がっています。

回答者からは、口コミサイトで現場の声を確認するよう勧める声が寄せられていました。

入社を急いで判断を誤ると、早期退職につながり経歴にも影響します。

既卒期間が数ヶ月伸びることより、ミスマッチで短期離職する方がダメージは大きくなります。

内定承諾の前に確認したいこと

・口コミサイトで在籍者や退職者の評価を調べる
・求人票の離職率や平均勤続年数を確認する
・選考が極端に早く進んでいないか振り返る
・即日回答を求められた場合は、一度持ち帰る

「今すぐ決めてください」と即日回答を迫る会社は要注意です

まともな企業は、考える時間をきちんとくれます

一人で抱え込んで既卒就活が自暴自棄になる

既卒の白鳥さん
既卒の白鳥さん

周りに既卒の友達もいなくて、相談できる人がいません…

既卒就活が苦しくなる最大の原因は、孤独です。

大学のキャリアセンターは卒業後に使いづらく、同期はすでに働いています。

相談相手がいないまま一人で進めると、判断が偏っていきます。

お見送りの理由を自分で推測し、最も悪い答えを選んでしまうからです。

一人で抱え込むと起きること

・ESや面接の改善点が分からないまま、同じ失敗を繰り返す
・不採用の理由を「既卒だから」で片づけてしまう
・応募先の選び方が偏り、勝てない土俵で戦い続ける
・生活リズムが崩れ、就活そのものから離れていく

ESや面接は、自分では改善点に気づけません

第三者に見てもらうだけで、通過率が変わることも多いです

田中さんも、既卒就活ではエージェントを利用しています。

担当者から「1年程度であればあまり問題ない」と言われたことが、心強かったと振り返っていました。

新卒のときは使わなかったサービスを、既卒では頼ったという点が重要です。

一人で抱えた不安は、誰かに言葉にしてもらうだけで軽くなります。

既卒が使える相談先

・既卒や第二新卒に強い就職エージェント
・新卒応援ハローワークやジョブカフェ
・既卒を経験した社会人のOB訪問
・既卒・就職浪人に対応している就活塾

就活のやり方そのものを立て直したい場合は、就活塾という選択肢もあります。

指導内容や料金の相場は就活塾とは?メリット・デメリットを完全網羅で解説しています。

既卒就活を諦めてフリーターや派遣生活を始める

既卒の白鳥さん
既卒の白鳥さん

もうバイトでいいかな、と思う日もあります…

アルバイトや派遣で働くこと自体は、悪いことではありません。

問題なのは、就活をやめて非正規の生活に切り替えてしまうことです。

同じ派遣でも、続けるか諦めるかで意味がまったく変わります。

区分状態面接での伝わり方
就活と並行週3〜4日で働きつつ応募を続ける社会との接点を保つ行動として評価される
就活を中断シフトを増やし応募が止まる働く意欲や計画性を疑われやすい
横にスクロールできます⇨

田中さんは、週3〜4日の派遣で月10万円ほどを得ながら就活の準備を進めていました。

フルタイムで働かなかったのは、生活リズムを崩さず就活の時間を確保するためです。

シフトを詰めすぎると、就活の時間が消えます

あえて週3〜4日に抑えるのが、逆転するコツです

非正規の生活に慣れると、抜け出すきっかけを失います。

目先の収入は安定しますが、年齢が上がるほど正社員への応募は難しくなります。

卒業後3年以内であれば、新卒枠で応募できる企業が数多く残っています。

既卒は人生終了に関するよくある質問

最後に、既卒の就職に関するよくある質問を見ていきます。

既卒で何歳まで就職できますか?

明確な年齢制限はありませんが、卒業後3年以内であれば新卒枠に応募できる可能性が高くなります。

厚生労働省が「卒業後少なくとも3年間は新卒枠での応募受付を」と企業に要請しているためです。

ただし年齢が上がるほど、新卒だけでなく社会人経験のある第二新卒とも比較されます。

25歳を過ぎると経験者との競合が増えるため、動き出しは早いほど有利です。

既卒から大手企業に入れますか?

可能ですが、大手だけに絞ると苦戦します。

従業員5,000人以上の求人倍率は0.34倍である一方、300人未満は8.98倍と大きな差があります。

通年採用や秋採用を行う企業、大手のグループ会社まで対象を広げると、内定の可能性は高まります。実際に既卒から従業員7万人規模の企業に入社した例もあります。

就職留年と既卒(就職浪人)はどちらが有利ですか?

新卒枠で戦える点では、就職留年の方が有利とされています。

学生の身分を保てるため、インターンや学内の選考情報も使えるからです。

ただし年間100万円前後の学費と生活費が追加で必要になります。既卒は学費がかからない代わりに、既卒理由と空白期間の説明を求められます。費用と選考難易度のどちらを優先するかで判断が変わります。

まとめ: 既卒は人生終了?青学→1年既卒→大手内定の体験談

既卒 人生終了 アイキャッチ.001

さて、いかがでしたでしょうか。

既卒で「人生終了」と感じてしまうのは、同期と比較し、空白期間が長引き、ネットには煽りしか流れてこないからです。

最後に、この記事の要点をまとめておきます。

本ページのまとめ

・「既卒=人生終了」は半分正しくて半分間違い
・既卒者の内定率は49.3%で、約2人に1人が内定を獲得している
・既卒1年の田中さんは、応募10社未満で3社から内定獲得
・新卒時と軸はほぼ変えず警備業界大手に就職
・既卒に強いUZUZなら、二人三脚で既卒就活ができる

既卒にとって本当の敵は、企業の目線ではありません。

動かないまま過ぎていく時間です。

まずは既卒に強いエージェントに登録して、採用実績のある企業を聞くところから始めてみてください。

編集部
編集部

既卒期間は、あとから振り返れば人生のうちの1年です

渦中にいると終わりが見えませんが、抜け出した人はみな同じことを言います

既卒就活に関連する記事もまとめているので、気になるタイトルから読み進めてみてください。

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