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学業で取り組んだ内容がないです…
ゼミ、留学、研究室、バイト、インターン、学業など何もネタがないです…
どうしたらいいですか?
本ページに辿り着いた方は、
・「学業で取り組んだ内容」が何もない
・ゼミにも研究室にも入っていない
・成績は悪いし、大学では遊んでばかりだった
という悩みをお持ちのことだと思います。
結論、「学業で取り組んだ内容がない」と感じる人は、“書けるネタがない”のではなく、”設問の意味を大きく捉えすぎている”だけです。
本ページでは、就活塾のリアルや体験談をまとめている「就活塾の羅針盤」を運営する私が、「何も書けない状態からESを埋める具体的な手順」を、例文つきで解説します。

「何もない」と焦っている人ほど、実は書ける材料を持っています
まずは設問の勘違いを外すところから、一緒に見ていきましょう
「学業で取り組んだ内容」だけでなく、自己PRやガクチカ、志望動機まで何を書けばいいか分からない人は、一人で考え続けるより、就活のプロに相談して整理してもらう方法もあります。
就活塾では、自己分析からES添削、面接対策まで一貫してサポートしているサービスもあります。どの就活塾に相談すればいいか迷っている人は、おすすめの就活塾を比較した記事を参考にしてみてください。
「学業で取り組んだ内容がない」と手が止まる人は多いですが、本当にネタがない人はゼロです。

大学生活の授業を少しでも参加していれば、必ず書くネタはあります
問題は経験の中身ではなく、設問(学業で取り組んだ内容)の受け取り方です。
なぜ「ない」と感じてしまうのか
「学業で取り組んだ内容がない」と感じる人の多くは、「立派な研究や成績を書く欄」だと思っているからです。
ゼミの研究、学会発表、成績優秀といった華々しい実績を思い浮かべ、自分には当てはまらないと落ち込んでしまうわけです。

周りは「ゼミの研究や活動実績」を書いてるのに、私は単位を取るために授業を受けてただけで…
比べると本当に何もなくて焦ります
同じ悩みは、Xの投稿でも沢山呟かれています。
学業で取り組んだ内容がなくて詰んだ
Q:学業、ゼミ、研究室などで取り組んだ内容
— ぽちゃ (@PochaPochaPom26) March 21, 2024
我:ゼミなし、卒論なし、サークルなし、GPA普通
終わってる😢😢
逆に何書けば耐える?好きな科目?
学業、ゼミで取り組んだ内容とか
— まいめろ (@storyteller0319) March 12, 2021
頑張ったこととか、
平凡にやってたのでまじで
書くこと無さすぎるーーーーーー
無理すぎるーーーーーーー
共通しているのは、能力の問題ではなく「書ける経験のハードルを、自分で上げすぎている」という点です。
企業の人事担当者は、ゼミや研究の有無で学生を線引きしていません。
普通に授業を受けていた学生が大多数だと、採用担当者は当然わかっています。
焦りの原因は経験の乏しさではなく、設問を難しく捉えすぎていることにあります。
卒業後に既卒として就活している人は、学業欄に加えて空白期間の説明も必要になります。
既卒理由や空白期間の伝え方は、既卒は人生終了?青学→既卒1年から大手内定した体験談で例文つきで解説しています。
企業は成果ではなくプロセスに注目する
「学業で取り組んだ内容」で見ているのは、成果の大きさではなく、課題への向き合い方・プロセスです。
何を学んだかよりも、目の前の課題にどう対処し、どんな工夫をしたのかという行動のプロセスを知りたがっています。
理由は、新卒採用が「即戦力の採用」ではなく「ポテンシャルへの投資」だからです。
学生時代の研究テーマや勉強内容が、入社後の仕事にそのまま直結することはほとんどありません。
だから企業は、テーマの派手さではなく「壁にぶつかったとき、この人はどう動くのか」という行動パターンから、将来伸びる人かどうかを見極めようとします。
採用の現場に立つ人事も、同じことを語っています。
採用責任者が語る「見ているポイント」
・大事なのは経験の大きさではなく、そこから何を考え、どう動いたか
・新卒は中途と違い即戦力ではないので、ポテンシャルに賭けるしかない
・過去の行動パターンや価値観から、将来の可能性を推測している
出典:現役の採用責任者による解説note
記事はこちら
普通の授業への取り組みを自分の言葉で語れる学生は、それだけで他の就活生と差がつきます。

すごい成果を書かなきゃと思い込んでました
でも、普通の授業の内容でも書いていいんですか?
興味が持てず、単位のためだけに受けていた必修講義でも、伝え方ひとつで印象は大きく変わります。
仕事は好きな業務ばかりではないので、地道にやり切れる学生は、企業にとって十分に魅力的に映りますよ。

成果を大きく見せようとする人ほど、逆に浅く見えます
次の章から、書ける材料を掘り出す7つの切り口を紹介します
「書けることが何もない」と感じる人でも、視点を変えれば「学業で取り組んだ内容への材料」は必ず見つかります。
普段の学生生活を思い出すための7つの切り口を紹介します。

それぞれを詳しくみていきましょう。
成績のために最低限やったことを深ぼる
まず、成績のためにした「当たり前の行動」を深掘るという切り口があります。

GPAは普通よりも低いんですけど…
そんなエピソードを記載してもいいんですかね…?
特別な努力に見えなくても、単位を取れている時点で、必ず自分なりの工夫や継続があるはずです。
採用担当者は、熱心なゼミ活動や最先端の研究内容よりも、日常の大学生活の中で、どのように自分自身を律して生活していたか?を知りたがっています。
人事担当者が成績への取り組みで見ているポイント
・やるべきことを継続できる自己管理力があるか
・締め切りから逆算して動く計画性があるか
・つまずいたとき、自分なりに対処する工夫があるか
・地味な作業にも誠実に向き合えるか

普通に単位を取っていただけで、工夫らしい工夫なんてしてないです…

地味な内容の方が、むしろリアルさが伝わります
・1限を休まなかった
・2週間前からテストの準備をした
・第二言語は会話中心で勉強した
など、続けていた行動が一つでもあればつ、なぜ続けられたのかまで書くとエピソードとして強くなります
続けていた行動を1つに絞り、「きっかけ→工夫→結果→学び」の順でまとめると読みやすくなります。
成績のために最低限した内容での例文
私は、単位を落とさないために「講義の復習を溜めない」ことを続けました。要領が良いほうではなく、後回しにすると必ず理解が追いつかなくなると感じていたためです。そこで、講義当日の夜に15分だけノートを見直し、分からない箇所に印を付けて次回教授に質問する習慣をつけました。派手な成果はありませんが、3年間で単位を一度も落とさずに済みました。この経験から、地道な作業を仕組みにして続ける大切さを学びました。入社後も、目立たない業務ほど丁寧に積み重ね、着実に成果へつなげていきたいと考えています。
苦手科目にどう向き合ったかを書く
次に、苦手だった科目にどう向き合ったかを書くという切り口があります。
結論から言うと、苦手科目は「学業で取り組んだ内容」の中でも特におすすめの題材です。

苦手科目って、結局あまり良い成績じゃなかったんですけど…
克服しきれてない話でも書いていいんですか?
むしろ、克服しきれていない話でも問題ありません。
苦手科目がおすすめな理由は、話を「論理的に組み立てやすい」からです。
苦手ということは、乗り越えるべき課題が最初からはっきりしています。
課題が明確だと、
・どんな打ち手を考えて
・複数の中から自分の性格や生活に合うものをどう選んだのか
・課題解決の結果、何を感じたか
という思考の流れを、そのまま文章にできます。

苦手という出発点があるおかげで、課題・打ち手・選択・結果という順番が自然に決まり、筋の通った文章になります
人事担当者が苦手科目への向き合い方で見ているポイント
・課題を自分の言葉で捉えられているか
・打ち手を1つに決め打ちせず、複数から選んでいるか
・自分の特性を理解した上で方法を選んでいるか
・うまくいかないときに、やり方を修正できるか

どう書き始めれば、論理的に見えるんですか?

いきなり「頑張った」から入らないのがコツです
・何が苦手で、苦手の理由(課題)
・試せる方法をいくつ挙げたか(打ち手)
・やり方をどう選んだか(取捨選択)
の順で書くと、思考力がしっかり伝わります
「課題→打ち手→取捨選択→結果→学び」の順でまとめると、苦手科目の話でも論理的で説得力のある文章になります。
苦手科目への向き合い方での例文
私は、必修の統計学に力を入れて向き合いました。数式を暗記する勉強法では内容が頭に残らず、序盤のテストで思うように点が取れなかったためです。原因を「用語だけ覚えて意味を理解していないこと」だと考え、参考書の追加・動画講義・友人との学習の3つを比較しました。私は文章を読むより会話で理解が進むタイプなので、友人と交代で解説し合う方法を選びました。結果、後半の試験では平均点を上回れました。この経験から、課題に対して打ち手を比べ、自分に合う方法を選ぶ大切さを学び、入社後も課題の分析から始めたいと考えています。
レポートや課題、グループワークでの動き方
続いて、授業内のレポートや課題、グループワークでの動き方を書くという切り口があります。
ゼミや卒論のような長期の取り組みではなく、半年や3ヶ月の授業で経験する小さなワークで十分です。

授業のグループワークなんて、数回集まって発表しただけです…
短い活動でもアピールになりますか?
短い活動だからこそ、アピールになります。
授業のグループワークは、集まれる回数もメンバーと話せる時間も限られています。
制約のある中で、どう役割を決め、どう進め方を工夫してゴールにたどり着いたかは、そのまま仕事の進め方に重なります。
社会に出れば、初対面のメンバーと短期間で成果を出す場面が何度も訪れます。
限られた時間と少ない接触回数で目標に到達した経験は、企業にとって想像以上に価値のある題材です。
レポートや個人課題も、テーマの選び方や情報の集め方に工夫があれば、立派な取り組みになります。
人事担当者が見ているポイント
・限られた時間の中で、優先順位をつけたか
・役割分担を決められるか
・意見が食い違ったとき、どう調整したか
・自分なりの視点や根拠を持てるか

レポートは、ただ調べて書いただけなんですけど…
何を工夫として書けばいいですか?

「教科書を写す」から一歩踏み出した部分が工夫になります
・教授が強調していた点を論理の軸にした
・ニュースや社会の動きと絡めて考察した
・自分の意見を足した
などを入れると差がつきます
グループワークなら「制約→工夫→結果」、レポートなら「テーマ選びの視点→情報の集め方→自分の考察」の順でまとめると、短い取り組みでも中身が伝わります。
グループワーク・レポートでの例文
私は、3ヶ月の授業で行った4人のグループ発表に力を入れました。全員の予定が合わず、集まれるのは週1回30分ほどしかない状況でした。そこで、対面では方針決めだけに絞り、資料作成は各自の担当を決めてオンラインで共有する形に切り替えました。作業の重複を防ぐため、進捗を1つのシートにまとめる工夫も加えました。結果、限られた時間でも発表を期限内に仕上げられました。この経験から、制約のある中で優先順位をつけて動く大切さを学び、入社後も限られた時間で成果を出せるよう工夫を重ねたいと考えています。
学部や学科の選定理由を深ぼる
4つ目に、学部や学科を選んだ理由を深掘るという切り口があります。
「なんとなく選んだ」という入り口でも、入学後に興味の解像度が上がった過程を書けば、立派な取り組みになります。

正直、偏差値で選んだだけで、深い理由なんてないんですけど…
入り口の理由が浅くても問題ありません。
企業が見たいのは選んだ動機の立派さではなく、選んだ後にどう学びを広げたかという過程だからです。
ありふれた選定理由を出発点にして、大学での勉強や自主活動、教授やアルバイトとの関わりへ話をつなげていくと、興味の解像度が上がった過程が伝わります。

入り口と、その後の学びをつなげればいいんですね
でも、どう話を広げれば納得感が出ますか?

「学び」と「行動」をつなげると一気に納得感が出ます
・授業の内容を、日常やバイトで確かめた
・教授やゼミの一言をきっかけに動いた
・自主的に調べたり資格を取ったりした
入り口→きっかけ→行動、の流れにすると自然です
「選んだ入り口→興味が深まったきっかけ→実際に起こした行動→学び」の順でまとめると、ありふれた理由でも自分だけのエピソードに昇華できます。
学部・学科の選定理由での例文
私は、経済学部での学びに力を入れて取り組みました。入学の動機は「ニュースの経済の話を理解したい」という漠然としたものでした。しかし授業で需要と供給を学ぶうち、アルバイト先の飲食店で値上げ後に客足がどう変わるかが気になり、実際の売上の動きを理論と照らして考えるようになりました。教授に質問した内容をもとに、身近な価格の事例を自分で集めて考察する習慣もつきました。この経験から、学んだ知識を現実と結びつけて考える面白さを知り、入社後も知識を実務で活かせるよう、学び続ける姿勢を大切にしたいと考えています。
資格や検定など自主学習で作り込む
資格や検定の勉強は、合格していなくても書けるので、少しでも勉強してみた資格があれば十分に使えます。

途中で挫折して、結局合格できなかった資格しかないんですけど…
受かってない資格でも書いていいんですか?
合格していなくてもOKです。
企業が見たいのは資格そのものではなく、目標を決めて勉強に取り組んだプロセスだからです。
全くやっていない資格はNGです。
面接で深掘りされたときに答えられず、かえって信用を失います。
簿記や宅建など、少しでも実際に勉強してみた資格を選ぶのがおすすめです。
合格していない資格を書くときは、次の流れで整理すると、途中でも中身のある取り組みとして伝わります。
合格していなくても書ける5つの要素
・なぜその資格・検定を選んだのか(動機)
・どのように勉強したのか(方法・工夫)
・どのくらいの期間、続けたのか(継続)
・その勉強から何を学んだのか(学び)
・今後どうしていくのか(展望)

途中でやめたのに「今後どうするか」なんて書けますか?

「一度中断したが再挑戦する」でも立派な展望です
・次回の試験で合格を目指す
・勉強で身についた知識を実務で活かしたい
・関連する上位資格に挑戦したい
正直に途中経過を書いて、前向きな締めにすれば十分伝わります
参考として、資格の場合と検定の場合の2パターンで例文を用意しました。
資格の勉強での例文(簿記)
私は、日商簿記3級の勉強に力を入れて取り組みました。数字に苦手意識があり、お金の流れを理解できる資格に挑戦したいと考えたためです。毎日1時間を勉強にあて、テキストを一度読んだだけでは定着しなかったため、間違えた問題だけをノートにまとめて繰り返し解く方法に切り替えました。3ヶ月続けた結果、直近の試験では合格には数点届きませんでしたが、簿記の基礎は理解できました。継続して学ぶことで苦手を減らせる実感を得たので、次回の試験で必ず合格し、身につけた知識を仕事でも活かしたいと考えています。
検定の勉強での例文(TOEIC)
私は、TOEICのスコアアップに力を入れて取り組みました。将来は海外とも関わる仕事に就きたいと考え、英語力を客観的に示せる指標が欲しかったためです。通学時間を単語学習にあて、休日は公式問題集で本番形式の演習を続けました。半年間続けた結果、目標の点数には届きませんでしたが、開始時から100点以上スコアを伸ばせました。毎日少しずつでも継続すれば結果につながると実感できたので、今後も学習を続け、目標スコアを達成して仕事で使える英語力を身につけたいと考えています。
ゼミや研究室での役割や工夫を深ぼる
ゼミや研究室で担った役割や工夫を深掘るという切り口があります。
リーダーのような目立つ役職である必要はなく、むしろ地味な役割ほど工夫が語りやすくなります。

ゼミではリーダーとかじゃなく、書記をやってただけです…
そんな地味な役割でもアピールになりますか?
書記のような地味な役割こそ、良いエピソードです。
ポイントは、「なぜその役割を選んだのか」「普通の書記と自分の書記は何が違ったのか」を、具体的に言葉にすることです。
たとえば、ゼミのディベート大会で書記を担当した場合、ただ発言を記録するだけなら誰がやっても同じです。
そこに「議論が脱線したときに論点を整理して貼り出した」「後で見返しやすいよう賛成・反対で色分けした」といった工夫が加わると、自分だけのエピソードになります。
研究室でも同じで、データ整理係や連絡係のような役割を、どう自分なりにやり遂げたかを書けば十分に伝わります。
人事担当者が役割・工夫で見ているポイント
・なぜその役割を引き受けたのか、理由を語れるか
・普通のやり方と、自分のやり方の違いを説明できるか
・チームのために加えた工夫があるか
・地味な仕事にも当事者意識を持って取り組めるか

普通の書記との違いって、どう見つければいいですか?

「言われた仕事+α」で何を足したかを思い出すのがコツです
・記録の見やすさを工夫した
・周りが困っていた部分を先回りで補った
・次の人が使いやすいよう形を残した
小さな一手間でも、普通との違いとして立派に書けます
「なぜその役割を選んだか→普通のやり方→自分が加えた工夫→結果→学び」の順でまとめると、地味な役割でもリアリティのあるエピソードになります。
ゼミ・研究室での役割や工夫の例文
私は、ゼミのディベート大会で書記を担いました。人前で話すのは苦手でしたが、議論の全体を把握する役割なら貢献できると考えて選びました。ただ発言を書き取るだけでは議論に活かせないと感じ、話が脱線したときに論点を紙に書き出して全員に見せる方法を取りました。さらに、賛成意見と反対意見を色分けして整理し、次の作戦を立てやすくしました。結果、チームは準備段階から議論がまとまりやすくなり、大会でも入賞できました。この経験から、目立たない役割でも工夫次第でチームに貢献できると学び、入社後も自分の役割で価値を出したいと考えています。
学業に関連する学外での学びに広げる
最後に、学業に関連する学外での学びに広げるという切り口があります。
留学・インターン・アルバイト・サークル・社外活動など幅広く使えますが、鍵になるのは「学業との接点をどれだけ持たせられるか」です。

「学業以外」で頑張ったことを書く欄とは違うんですか?
アルバイトの話なんて、学業と関係ない気がします…
大切なのは、学外の活動を学業に結びつけて書くことです。
アルバイトの話をそのまま書くと、「学生時代に力を入れたこと」の欄と内容が重なり、学業を何もしていない印象になってしまいます。
あくまで「学業で学んだことを、学外でどう活かしたか」「学外の経験を、学業にどう反映させたか」という往復で書くのがコツです。
一見すると学業と関係のないアルバイトでも、つなげ方は必ずあります。
たとえば商学部の学生が個人経営の居酒屋でアルバイトをしている場合、客単価を上げる工夫や、回転率を高める動線の改善、集客の取り組みは、授業で学んだマーケティングや経営の理論とそのまま結びつきます。

学業と結びつけるって、どう書き出せばいいんでしょう?

「学業が主役、学外が具体例」の順で書くと軸がぶれません
・授業で学んだ理論や視点を最初に置く
・それを学外でどう試したか・確かめたかを書く
・気づきを学業にどう戻したかで締める
この往復があると、学業の欄として成立します
「授業で学んだこと→学外で試した・確かめた→学業に反映した学び」の順でまとめると、学外の経験でも学業の欄として自然に成立します。
学外の学びを学業につなげた例文
私は、商学部で学んだマーケティングを、アルバイト先で実践することに力を入れました。授業で顧客単価や回転率の考え方を学び、個人経営の居酒屋のアルバイトで実際に試したいと考えたためです。常連客が頼む定番メニューにひと言おすすめを添える提案を店長に相談し、追加注文が増えるか記録しました。数字の変化を見て、学んだ理論が現場でも通用すると実感しました。気づきは授業のレポートにも反映し、理論と実践を往復する学び方を身につけました。入社後も、知識を現場で検証しながら成果につなげたいと考えています。
学業で取り組んだ内容について、特に「書くことがない」と焦っている人ほど、良かれと思ってやったことが逆効果になりがちです。
嘘を書いたり、無理に話を大きく見せたりしてしまうケースは少なくありません。

書くこと自体は見つかりそうですが、書き方で失敗するのも怖いです…
やりがちなミスを先に知っておきたいです
ここからは、内容がない人が特にやりがちで、選考で不利になる3つのミスを紹介します。
書き始める前に一度目を通して、同じ落とし穴を避けてください。
嘘をつく・話を盛る|面接の深掘りで確実にバレる
まず致命的なミスは、書けないからと嘘をついたり、話を大きく盛ったりすることです。
結論から言うと、盛ったエピソードは面接の深掘りでほぼ確実に崩れます。

正直、少しくらい話を盛らないと書くことがなくて…
ESの時点でバレなければいいんじゃないですか?
ESを通過できても、その先の面接で必ず行き詰まります。
面接官は、ESの記載内容に対して
・なぜ?
・他には?
・もし戻れたら?
と何度も深掘りするからです。

人事担当者は「なぜ?」を繰り返すことで、就活生がどれだけ自己分析をできているか?を判断しています
盛ったエピソードには自分の実体験がないため、深掘りの質問を重ねられると、答えが用意した範囲を超えた瞬間に止まってしまいます。
就活生自身も、心のどこかで嘘は見抜かれると気づいているわけです。
採用の現場に8年立つ人事も、盛った話が見抜かれる理由をはっきり語っています。
盛った話がバレる理由
現役人事が語る「盛った話が崩れる理由」
・ガクチカは盛れるが、日常の行動は盛れない
・日常で出てこない強みは、本来の強みではない
・良さげな単語だけの話は、具体場面を聞くと答えに詰まる
・深掘り1回で底が見えると、ESや前の発言まで一気に疑われる
出典:現役人事(新卒採用歴8年・一部上場企業)のnote
記事はこちら
実際に人事のnoteでは、ガクチカで「リーダーシップ」、志望動機で「協調性」と語った学生が、「両方を同時に意識した場面を具体的に教えてください」と問われて詰まった事例が紹介されています。
耳あたりの良い単語を貼り付けただけのエピソードは、一度具体を問われると崩れてしまいます。

盛るより、地味でも本当の経験を書くほうが最終的に強いです
本当の話なら、どれだけ深掘りされても自分の記憶から答えられます
成果の大きさで勝負して、他の就活生に埋もれる
次に致命的なミスは、成果の大きさで勝負しようとすることです。
立派な成果を並べるほど、かえって他の就活生に埋もれてしまいます。

でも、すごい成果がある人のほうが有利ですよね?
地味な内容だと、そもそも読んでもらえない気がします…
成果の大きさ自体は、合否をほとんど左右しません。
むしろ「全国大会」「賞を受賞」といった派手な結果だけを前面に出すと、
・何を考えて動いたのかが見えない
・他の派手な実績と比べられる
・成果を出せた理由まで説明できず深掘りで止まる
という状態になり、印象に残らないまま終わります。

人事は結果そのものではなく、結果に至るまでの考え方を見ています
成果が地味でも、思考のプロセスが具体的なほうが評価されます
なぜ成果の大きさが評価に直結しないのか、人事側の視点を整理します。
成果自慢が埋もれる理由
人事担当者が成果の大きさを重視しない理由
・学生時代の成果は、入社後の仕事に直結しない
・派手な結果は、地頭や環境の運も多い
・再現性のある思考や行動のクセを知りたい
・成果より「どう考えて動いたか」が重要
成果が大きいかどうかは、本人の地頭や環境にも左右されます。
企業が重要視するのは、どんな状況でも通用する「考え方の再現性」です。
だからこそ、小さな取り組みでも、課題をどう捉えてどう動いたかを丁寧に書くほうが、派手な成果の羅列より強く印象に残ります。

「何を成し遂げたか」より「どう考えて動いたか」で差がつきます
成果が小さくても、そこに自分の思考が乗っていれば十分に戦えます
志望企業と全く結びつけずに書く
学業で取り組んだ内容を、志望企業や自分の他の回答と全く結びつけずに書くのも致命的なミスになります。
学業・自己PR・志望動機がバラバラだと、一貫性のない回答だと判断されてしまいます。

学業の欄と志望動機って、別々に考えるものじゃないんですか?
それぞれ正直に書けば問題ない気がします…
正直に書くのは大切ですが、それぞれが無関係だと弱くなります。
面接官は1日に何人もの学生を評価するため、「結局どんな人か」を一言で思い出せる学生が有利になるからです。
学業・自己PR・志望動機が1本の芯でつながっていると、
・「◯◯な人」と一言で記憶に残る
・発言に納得感と安定感が出る
・どの質問にも同じ根っこから答えられる
という状態になり、強く印象づけられます。

1つ1つが正しくても、バラバラだと「結局どんな人?」となります
逆に芯が通っていれば、地味な学業エピソードでも武器になります
コツは、自己PR・ガクチカ・志望動機を「過去→現在→未来」の時間軸でつなぐことです。
過去の経験から生まれた強みを学業で発揮し、その強みを志望企業で活かす、という流れにすれば、学業の欄も自然と一本の物語に組み込めます。
一貫性の持たせ方に関する投稿
【面接における一貫性の持たせ方】
— ただの元人事@裏垢 (@aya_jinnji) February 20, 2024
25卒の学生から、「自分の強みやキャラに矛盾が出てしまう」という悩みをもらいました。
自己PR・ガクチカ・志望動機はそれぞれ単体で考えるのではなく、時間軸に落とし込んだうえで、繋がりを考えながら構成していくと考えやすい。…

学業の欄だけを単体で考えず、自己PRや志望動機と同じ強みでつなぐと一気に締まります
ここまでの3つのミスを避ければ、内容がなくても十分に戦えます
学業の内容だけではなく、自己PR・ガクチカ・志望動機まで一貫性を持たせるのが難しい場合は、ES全体を第三者に見てもらう方法もあります。
就活塾では、自己分析からES添削、面接対策まで一緒に進められるサービスもあります。具体的なサポート内容や料金、メリット・デメリットは、就活塾とは?メリット・デメリットを完全網羅で詳しく紹介しています。
ここまでの切り口を試しても、まだ書けそうにない人もいるはずです。
遊びやアルバイト中心の生活だった人、成績に自信がない人ほど、詰まってしまいますよね、、、。

正直、遊びとバイトばかりで、勉強は本当にしてないです…
ここからは、そんなどうしようも書くことがない人向けに、そのままコピペで使える例文を紹介します。
最後に、どうしても文章がまとまらない人向けに、Chat GPTやGeminiなどのAIを使って学業で取り組んだ内容を組み立てる方法もお伝えします。

AIにコピペで入れるプロンプトを作成したので、まずは試しにやってみてください
遊んでいた・バイト漬けだった人の正直ベースの書き方【例文】
遊びやアルバイト中心の生活でも、正直ベースで書ける例文です。
近い状況のものを選び、自分の経験に置き換えて使ってください。
例文①|アルバイトと学業を両立させた話
アルバイトと学業の両立に力を入れました。週5日のアルバイトで勉強時間が限られ、すべての科目に均等に取り組むのは難しい状況でした。そこで、単位を確実に取るために、出席点の比重が高い科目は必ず出席し、テスト一発勝負の科目は過去問と要点整理に絞って対策する形に分けました。限られた時間で優先順位をつけた結果、4年間で単位を一度も落とさずに済みました。この経験から、時間が足りない中でやるべきことを見極める大切さを学び、入社後も優先順位をつけて成果を出していきたいと考えています。
例文②|サークルと学業を両立させた話
サークル活動と学業の両立に力を入れました。サークルの活動が週の大半を占め、課題や試験勉強の時間を確保しづらい状況でした。そこで、移動時間や活動の空き時間を使って講義の復習を済ませ、まとまった勉強はテスト2週間前から計画的に進めるようにしました。特に苦手科目は早めに手をつけ、直前に慌てないよう工夫しました。結果、活動を続けながらも単位を落とさずに済みました。この経験から、忙しい中でもすき間時間を活用して両立する力を身につけ、入社後も複数の業務を並行して進めていきたいと考えています。
例文③|テスト前の詰め込み方を工夫した話
私は、テスト前の短期間で効率よく成果を出すことに力を入れました。日頃はアルバイトや趣味に時間を使い、試験直前にまとめて勉強するスタイルだったためです。ただ詰め込むだけでは点が取れないと気づき、出題範囲を過去問から予測し、配点の高い分野に絞って学習する方法に変えました。友人と要点を教え合うことで、短時間でも理解を深められました。結果、限られた期間でも必要な単位を確保できました。この経験から、短時間で成果を出すには的を絞る判断が重要だと学び、入社後も効率を意識して働きたいと考えています。
例文④|バイトのノウハウを学業に昇華させた話
私は、アルバイトで身につけた工夫を学業に活かすことに力を入れました。飲食店のアルバイトで、忙しい時間帯にやることを紙に書き出して優先順位をつける習慣が身についていました。学業でも同じやり方が使えると考え、課題や試験の予定をすべて書き出し、締め切りから逆算して取り組む順番を決めるようにしました。結果、提出遅れがなくなり、単位も安定して取れるようになりました。この経験から、現場で得た工夫を別の場面にも応用する力を身につけ、入社後も学んだことを幅広く活かしていきたいと考えています。
成績が悪い・単位ギリギリだった人の書き方【例文】
成績に自信がない人や、単位がギリギリだった人でも正直ベースで書ける例文も用意しました。

学業で秀でたものがないので、助かります。。。
例文①|苦手科目を落とさず粘った話
私は、苦手科目を最後まで落とさずにやり切ることに力を入れました。数字を扱う科目が特に苦手で、序盤の小テストでは平均を大きく下回っていました。得意科目で挽回する選択肢もありましたが、逃げたくなかったため、苦手科目こそ毎回出席し、分からない箇所は必ずその日のうちに友人や教員に質問する形に変えました。高い成績には届きませんでしたが、単位はすべて取り切れました。この経験から、苦手なことから逃げずに向き合う粘り強さを身につけ、入社後も不得意な業務にも誠実に取り組んでいきたいと考えています。
例文②|成績を立て直した話
私は、一度落ち込んだ成績を立て直すことに力を入れました。入学当初は生活リズムが乱れ、単位を落としてしまった科目もありました。このままではまずいと感じ、原因を「予定を管理せず場当たり的に動いていたこと」だと考えました。そこで、履修と課題の締め切りを1つの手帳にまとめ、毎朝その日にやることを確認する習慣をつけました。結果、以降は単位を落とすことがなくなり、成績も少しずつ上向きました。この経験から、失敗の原因を分析して改善する力を身につけ、入社後もつまずきを次に活かしていきたいと考えています。
例文③|留年の危機を乗り越えた話
私は、留年の危機を乗り越えることに力を入れました。3年次に必修の単位を複数落としかけ、このままでは卒業が危うい状況に陥りました。焦りはありましたが、まず残りの必修科目を書き出し、出席と課題提出だけは絶対に欠かさないと決めました。理解が追いつかない科目は、同じ授業を受ける友人と週1回集まって教え合う場をつくりました。結果、必要な単位をすべて回収し、留年を回避できました。この経験から、追い込まれた状況でも冷静に優先順位を立てて動く力を身につけ、入社後も困難な場面で立て直せる人材になりたいと考えています。
例文④|得意科目に絞って伸ばした話
私は、興味を持てた分野の学びを深めることに力を入れました。全体の成績は決して高くありませんでしたが、専攻の中でも特定の分野だけは面白さを感じていました。すべてを平均的にこなすより、関心のある分野を伸ばそうと考え、関連する科目を重点的に履修し、参考文献を自分で調べて理解を広げました。結果、得意分野については人前で説明できるほど知識が深まりました。この経験から、自分の強みを見極めて磨く大切さを学び、入社後も得意を軸にしながら成果につなげていきたいと考えています。
例文⑤|出席と提出だけは徹底した話
私は、成績が振るわない中でも、出席と課題提出だけは徹底することに力を入れました。試験で高得点を取るのは得意ではありませんでしたが、努力で確実に積み上げられる部分は落とさないと決めていたためです。毎回の講義に出席し、課題は締め切りの前日までに必ず提出することを4年間続けました。派手な成果はありませんが、単位を落とすことは一度もありませんでした。この経験から、当たり前のことを地道に続ける継続力を身につけ、入社後も目立たない業務こそ確実にやり切っていきたいと考えています。
AIで学業で取り組んだ内容を作り込む方法
どうしても文章がまとまらない人は、ChatGPTやGemini、Claudeなどの生成AIに下書きを手伝ってもらいましょう。
コツは、丸投げせず「自分の実体験」と「良い例・悪い例」をセットで渡すことです。

AIに「学業で取り組んだ内容を書いて」って頼んだら、嘘っぽい文章が出てきました…
丸投げすると、当たり障りのない嘘っぽい文章になってしまいます。
生成AIは、渡す情報が曖昧だと一般論で埋めてしまうからです。

AIには「自分の事実」を必ず渡すのが大前提です
事実さえ本物なら、AIは文章の整え役に徹してくれるので、嘘にならず深掘りにも耐えられます
そのままコピペして使えるプロンプトを用意しました。
【】の部分だけ自分の情報に書き換えて、AIに貼り付けてください。
あなたは新卒採用に詳しいプロのキャリアアドバイザーです。
私のエントリーシートの「学業、ゼミ、研究室などで取り組んだ内容」を、250字以内で3パターン作成してください。
■前提
・嘘や誇張は入れず、私が伝えた事実だけを使うこと
・成果の大きさではなく、取り組んだ過程や工夫が伝わる文章にすること
・「きっかけ→課題→工夫→結果→学び→入社後の活かし方」の流れで書くこと
■私の情報
・学部学科:【例:経済学部】
・取り組んだこと:【例:苦手な統計学を単位のために勉強した】
・志望業界:【例:メーカーの営業】
■良い例(この方向性で書く)
①「必修の統計学に苦手意識があったが、毎回出席し、分からない箇所は当日中に友人と解消する習慣をつけた。単位を取り切り、地道に続ける大切さを学んだ。」
②「週5日のアルバイトで時間が限られる中、出席点の高い科目を優先し、試験科目は過去問に絞って対策した。優先順位をつける力が身についた。」
③「興味を持てた分野の科目を重点的に履修し、参考文献を自分で調べて理解を深めた。人前で説明できるほど知識を広げられた。」
→いずれも事実ベースで、工夫と学びが具体的
■悪い例(この方向性は避ける)
①「私は学業に全力で取り組み、大きな成果を上げ、多くのことを学びました。」→抽象的で何をしたか分からない
②「ゼミで日本経済について深く研究し、専門知識を身につけました。」→具体的な工夫や行動がない
③「毎日10時間勉強し、成績は学年トップclassでした。」→誇張が強く、深掘りで崩れる
以上をもとに、250字以内で3パターン作成してください。
AIが出した文章は、そのまま提出せず必ず自分の言葉に直してください。
実際の記憶と細部が合っているかを確認し、面接で深掘りされても答えられる状態にしておくことが大切です。
AIを使うときの注意点
・自分の実体験だけを渡す
・出てきた文章は必ず自分の言葉に直す
・面接で深掘りされても答えられるか確認する
・複数パターン出して、一番自分に近いものを選ぶ

AIはあくまで「整え役」で、素材はあなたの実体験です
良い例と悪い例を渡すだけで、出てくる文章の質がガラッと変わりますよ
「学業で取り組んだ内容」だけではなく、自己PR・ガクチカ・志望動機まで全部まとまらない場合は、AIで文章を作り続けるより、一度プロと話しながら就活全体を整理する方法もあります。
就活塾のホワイトアカデミーでは、マンツーマン形式で一人ひとりに合わせた就活対策を行っています。
・自分の強みや経験をうまく言語化できない
・ES全体に一貫性を持たせられない
・志望企業に合わせて何をアピールすればいいか分からない
・ESだけでなく面接や企業選びまで不安がある
といった人は、一度相談してみる選択肢があります。
無料相談はオンラインでも受けられるため、就活全体を一人で進めることに限界を感じている人は、まず現在の悩みを相談してみてください。
ホワイトアカデミーの無料相談を確認する

さて、いかがでしたでしょうか。
「学業で取り組んだ内容がない」と感じていても、ゼミの研究や高いGPA、資格取得といった目立つ実績を無理に探す必要はありません。
材料は、普段の授業や課題、苦手科目への向き合い方、単位を取るために続けていた行動の中にあります。
・研究や成績が低くても「学業で取り組んだ内容」は書ける
・7つの切り口で苦手科目、課題、資格、ゼミなどを材料にできる
・課題に対して何を考え、どう動いたかを記載する
・遊びやアルバイト中心の人も、学業との両立を掘り下げるのが◎
・文章がまとまらない場合は、AIを使うのがおすすめ
一番避けたいのは、「何もないから書けない」と諦めたり、逆に焦って嘘のエピソードを作ったりすることです。
大学生活を振り返り、実際に経験した小さな行動を一つ選んで、課題・工夫・結果・学びまで掘り下げれば、十分に自分らしい回答を作れます。

「何を頑張ったか」よりも、「普通にやっていたことの中で、自分なりに何を考えていたか」を掘ってみてください
派手な実績を作らなくても、実体験を自分の言葉で説明できる方が面接でも強いですよ
就活に苦戦している実体験や、就活塾を使った人へのインタビューをまとめているので、気になるタイトルから読み進めてみてください。
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